高所恐怖症、対人恐怖症の克服に。VRを通じてメンタルヘルス改善を目指すトレーニングシステム「PsyTech VR」

XR(AR/VR/MR)に関する開発・コンサルティングを行う株式会社playknot(本社:東京都世田谷区、設立年:2021年)は、PsyTechVR, Inc.と独占販売契約を締結した。VRを通じたメンタルヘルス改善トレーニングシステム「PsyTech VR」をクライアント企業へと提供するという。

VR疑似体験を通じて、メンタルヘルスの改善を目指す

PsyTechVR, Inc.は心理学、神経科学、テクノロジーの専門家からなるチームによって2020年に設立された企業。アメリカ・メリーランド州に本社を置き、メンタルヘルスの治療、研究、トレーニングのソリューションを開発している。

同社が提供する「PsyTech VR」は、高所恐怖症や対人恐怖症、PTSDなど人々が抱えるさまざまな問題に応じたシナリオをVRのリアルなグラフィックを通じて擬似体験することで、メンタルヘルスの改善を目指すトレーニングシステム。

恐怖症の克服に向けたシナリオのほか、瞑想やアートセラピーといった、リラクゼーションシナリオも取り揃えており、ユーザーのウェルネス向上全般をサポートしている。なお、対応しているVRデバイスはMeta、Pico、HTCなどだ。

恐怖症克服・アンガーマネジメント・瞑想などのコンテンツ

「PsyTech VR」は個人利用のほか企業の人事制度・教育の一環としての活用や、医療機関における遠方の患者へのトレーニングなど、幅広い場面での活用が可能だ。以下、VRによるトレーニングシナリオの一部を紹介していく。

こちらは高所恐怖症克服に向けたシナリオの一部だ。このほか、人混みや学校、車中でのシチュエーションなど、あらゆる恐怖症に向けたシナリオを用意している。 職場や家庭など怒りを感じる場面を再現した、アンガーマネジメント向けトレーニングにも対応。トレーニング後は評価を記録し、ダッシュボードで統計を管理できる。 幻想的な瞑想空間や大自然を体験するシナリオといった、メンタルの安定・より良い精神状態を目指すためのコンテンツも用意している。

このほかにも、さまざまなパターンの不安障害シナリオが充実。VRを活用したメンタルヘルス改善の取り組みに、注目が集まりそうだ。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000106964.html

(文・Haruka Isobe)

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