9月15日から「リビング法事」新サービス事業を開始 みんなで作り上げる新しい形の法事とは メモリアルアートの大野屋
お葬式からお墓、手元供養のジュエリーなども手がける仏事関連総合サービスのメモリアルアートの大野屋は9月15日、業界初となる法事サービス「私とみんなの法事サービス~リビング法事~」をスタートした。
近年の葬儀は新型コロナウイルスなどや家族形態、ライフスタイルの変化により、葬儀の小規模化・簡素化が進んでいる。家族葬、一日葬の他に火葬のみを行う直葬なども増え、2022年は全体の80%が親族など10名程度が参列する家族葬を行ったという結果に。それにより弔い不足だと感じる喪主や親族、友人などが全体の3割となり、改めて故人とお別れする機会が欲しい非参列者や親族は約5割にのぼっている。
そこで同社は、家族や親族以外の友人も集まる新たなスタイルの弔い直しの場を発表した。
「今年に入って、コロナ5類の移行に伴い法事を開催する方も増えていることに着目し、業界初となるリビング法事を発表しました。一般的な法事は、寺院やセレモニー会場、自宅で法要を行い、その後会食しますが、このサービスは、自宅にいるような空間の中で、故人の好きだったお花や品物で祭壇を飾ったり、故人の好きな音楽をかけたりしながら、親族や友人たちが故人の思い出話に花を添えられる空間作りの提案をしています」メモリアルアートの大野屋 セレモ事業本部長 横田 智一さん (以下、担当者)
9月15日に行われたメディア発表会では、多摩地区移住で野球観戦が好きだった故人を想定して擬似法事が行われた。ひまわりの花が好きだった故人のために、祭壇にはひまわりや野球グッズなどが並べられた。また今回はオムレツが好きだったと想定し、肉料理や魚料理、デザートなど豪華なブッフェスタイルに加えてオムレツ料理も提供された。
今回の擬似法事は10名~15名で食事付きのコースを想定し、金額は38万5000円となった。
基本料金は、会場使用料、食事なしで6万円~、食事付きは10万円~用意されている。
食事は3000円後半のコースから用意が可能となっており、故人の好みの食材やメニューをカスタマイズでき、ブッフェスタイルやお弁当形式などで提供してくれる。花代は8万円~、献花も3種類から選べる。宗教的な法要も対応でき、ロウソクを使った献灯や水を入れた水槽に花を浮かべる水中献花なども可能だ。
リビング法事の実施場所は、フューネラルリビング小平店のほか、フューネラルリビング横浜店も順次対応していくほか、要望に合わせて、自宅やホテルなどでも対応可能だ。
「近年は平日に法事をされるお客様も増えています。要因としては亡くなる方が一般的に高齢者の方が多いので、参列者も平日休日関係なく出席してもらえるからだと思います。こういった流れから今後の目標としては、新サービスは月10件以上を目指していきたいと思っています。この取り組みは心残りを感じている人たちに参列してもらうことが目的ですので、リビング法事を通して故人との思い出を語り合ってもらえたらいいなと思っています」(担当者)
同社は来期、多摩地区に、新しいコンセプトの施設を開業する予定で、こちらの施設でもリビング法事を実施するという。
近年のライフスタイルの多様化に伴い、従来の法事とは違って、故人、親族、友人、みんなで作り上げる新たなリビング法事が今後も地域ごとに広がっていきそうだ。
メモリアルアートの大野屋テレホンセンター
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