フィリピンの路上で生活する子どもたちへ。マンスリーパートナー募集キャンペーン実施

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フィリピンの路上で生活する子どもたちへ。マンスリーパートナー募集キャンペーン実施


一人ひとりのできることを持ち寄り、貧困や災害による影響を受けた子どもの能力向上や地域の環境改善に取り組むアイキャンは、「国際チャリティー・デー」の9月5日(火)より、「マンスリーパートナー募集キャンペーン」を実施中だ。

9月5日は「国際チャリティー・デー」

9月5日は、マザー・テレサさんの命日にちなみ、国連が定めている「国際チャリティー・デー」だ。ボランティアや慈善活動を通して誰かの力になることの大切さを伝え、行動を促すことを目的としている。


アイキャンは、2006年より、フィリピンの路上の子どもたちを取り巻く課題の解決のため、日々の見回りや保健・衛生、教育等の活動を行い、2016年からは児童養護施設「子どもの家」の運営に携わってきた。今年の9月5日(火)時点で「子どもの家」には、かつて路上生活や育児放棄などを経験した16人の子どもが暮らしている。

子どもたちに将来の夢を聞くと、「警察官」「パン屋」など、様々な答えが返ってくるそうだ。しかし、最初からこのような夢を持っていたわけではないという。

路上で仕事をせざるを得ず、学校に通えなかった子どもたちの周りには、路上生活以外の選択肢を提示してくれる模範的存在がおらず、将来の夢を思い描くことも難しかった。しかし、「子どもの家」での生活や通学、路上生活から脱して起業した若者たちとの関わりを通して、自分たちも夢を持っていいと思えるようになったという。

ところが、フィリピン政府は、施設での生活を原則3年以内と推奨している。にも関わらず、施設から退所した後の政府からの支援は十分ではなく、頼りにできる大人もいない。家族の元に戻れたとしても、家族を支えるために再び路上で働かざるを得なくなる恐れがある。子どもたちは、ようやく持てるようになった夢を諦めなくてはならない現実に直面することになる。

「子どもの家」の子どもたちが、退所後も自分の夢を追い続けられる社会をつくるためには、政府の支援を充実させるなどの取り組みに加え、子どもたち自身が社会で生きていく力を身につけることが必要だ。

その第一歩として、同団体は「子どもの家」の子どもたちに、社会で生きていくために必要な知識や力を養う研修を実施したいと考えているが、そのためには、研修費や教師の雇用費等で年間約80万円研修費や教師の雇用費等の継続的な収益を確保しなくてはならない。

「マンスリーパートナー募集キャンペーン」実施

そこでアイキャンは、「国際チャリティー・デー」の9月5日(火)~10月4日(水)の30日間を「マンスリーパートナー募集キャンペーン」期間とし、50名の「マンスリーパートナー」を募集している。

路上生活から脱し、夢を持てるようになったフィリピンの子どもたちが、その夢を諦めなくてもいい社会をつくるための「マンスリーパートナー」。「マンスリーパートナー」に興味のある人は、アイキャンの公式サイトをチェックしてみて。

■「マンスリーパートナー募集キャンペーン」概要
期間:9月5日(火)~10月4日(水)
目標人数:50名
参加URL:https://congrant.com/project/ican/7327/form/step1?type=monthly

(角谷良平)

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