持続血糖測定器やAI栄養士を活用。企業向け「糖尿病早期対策プログラム」で糖尿病の重症化予防

パーソルグループで、BPO、ヘルプデスク/コールセンターのアウトソーシングなどを手掛けるパーソルワークスデザイン株式会社は、2023年6月20日(火)より「糖尿病早期対策プログラム」の提供を開始しました。

2026年までに同プログラムによる支援者数5,000人を目指します。

糖尿病の早期重症化予防対策が必要な理由

糖尿病は、初期段階では自覚症状がなく進行し、一度発症すると完治しないと言われている病気です。

また、糖尿病の合併症を発症するとQOLが低下するだけでなく、治療をしながらの就業が生産性低下・会社の損失につながるなど、社会的にも解決すべき課題となっています。

さらに、糖尿病の進行に伴い、医療費は個人・健康保険組合ともに負担が増大。健康保険組合連合会が2021年4月に発表した調査によると、1,387ある全国健康保険組合の約8割で、財政状況が悪化しているといいます。

こうした状況から糖尿病に対する早期の重症化予防対策が必要とされているようです。

持続血糖測定器やAIを活用した6か月間のプログラム

「糖尿病早期対策プログラム」は、医師監修のもと作成された、糖尿病の重症化予防(合併症発症予防)に特化した6か月間のプログラム。

管理栄養士や健康運動指導士、公認心理師/臨床心理士などの専門スタッフが連携を図り、一人ひとりにカスタマイズされた多角的なサポートを通じ、生活習慣の改善を支援します。

活用するのは、指先に針を刺すことなく、二の腕にセンサーを装着するだけで間質液中のグルコース(ブドウ糖)濃度を測定できる「持続血糖測定器」。スマホアプリを腕にかざして結果を読み取り、測定データをグラフ表示するほか、指導者とのデータ共有も可能です。

また、管理アプリに食事・運動・睡眠などのライフログを記録でき、食事記録に関してはAI栄養士によるアドバイスを即時に受けられます。

同プログラムは糖尿病専門医指導医でもある城医院 院長 城聡一氏が監修。管理栄養士が中心となり日々の記録管理と合わせ、個人ごとに目標設定を行う初回面談から始まり、持続血糖測定1回目、最終評価実施前の持続血糖測定2回目、最終評価で改善状況の確認を行います。

企業の健康経営を支援

パーソルワークスデザイン株式会社は、企業の健康経営を支援するヘルスケアサービスを展開中。2008年から開始した「特定保健指導サービス」は、特定保健指導の継続率が95%(2022年度実績)と高く、多くの健康保険組合から高評価を受けています。

今回は、早期に糖尿病の重症化予防対策を実施することが企業・個人・健康保険組合の3者にとって重要だと考え、「糖尿病早期対策プログラム」の提供を開始しました。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000119221.html

公式サイト:https://www.persol-wd.co.jp/service/healthcare-service/diabetes-preventive/

(文・Higuchi)

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