リアルタイムなオープンデータを活用!福井県観光アプリ「空間ふく巡り」リリース
福井県鯖江市に本社を構えるB Inc.と、福井県観光DXコンソーシアムが共同で、Apple Inc.の空間コンピュータ「Vision Pro」にて福井県の観光地情報を表示や、疑似訪問体験ができるアプリ「空間ふく巡り」を開発。1月6日(月)より、App Store上で提供を開始した。
口コミのデータも活用して開発されたアプリ
県観光連盟の各観光地の紹介文や写真を基に、福井県観光DXコンソーシアムでオープンデータとして公開している、観光客向けアンケートの口コミのデータも活用して開発された、「空間ふく巡り」。口コミデータは、前日までに寄せられたアンケートデータが反映され、よりリアルタイム性の高い情報伝達を可能にしている。
主要観光地がプロットされた、福井県の3D地図を表示
「空間ふく巡り」では、主要観光地がプロットされた、福井県の3D地図を表示。地図はジェスチャーによって、拡大・縮小、回転、移動の操作が可能だ。
観光地のピンをタップすると、写真や紹介文、口コミ(前日までのデータ)情報などの詳細情報が表示される。
さらに、一部の観光地では、Vision Proならではの、高精細で臨場感溢れるイマーシブなVR180の3D映像が目の前に広がり、まるで現地を訪れたかのような疑似訪問体験が可能。B Inc.は、今後もオープンデータなども活用しながら、「空間ふく巡り」の機能追加を行い、次世代型インターネットデバイスである複合現実ヘッドセット型コンピューター向けのサービス提供におけるノウハウを先行蓄積していくという。
また、県観光連盟では、今後登場してくるさまざまなインターネット接続デバイスを活用した観光情報発信に備えて、観光スポット情報や観光客に関するデータ、観光客による評価データなどさまざまな観光に関するデータ収集およびデータベースの構築を行っていく。
福井県観光DXコンソーシアムについて
B Inc.と共同で「空間ふく巡り」開発を行った福井県観光DXコンソーシアムは、福井県観光に関するDMP(データマネジメントプラットフォーム)を構築することで、観光政策立案、集客ポイント開発、既存コンテンツの磨き上げ、プロモーション戦略立案や効果検証など、さまざまな角度からデータを活用しながら福井県の稼ぐ観光に貢献していくことを目的として、県内の10の企業や団体でコンソーシアムを構成し、活動。
その取り組みは、2022年度・2023年度の観光庁「DXの推進による観光・地域経済活性化実証事業」に2年連続で採択され、その成果は、2024年11月にイタリアのフィレンツェで開催された、G7観光大臣会合でも紹介されるなど、国内外から高い評価と注目を集めている。
福井県公式観光サイト「ふくいドットコム」では、過去の取り組みや分析システム「FTAS(エフタス)」を紹介。
福井県観光DXコンソーシアムは、観光に関する情報のオープンデータ化や新しいテクノロジーを活用した取り組みなどで、福井県の観光振興に貢献していくとしている。
福井県の観光地情報を表示したり、疑似訪問を体験したりできるアプリ「空間ふく巡り」をチェックしてみては。
過去の観光DXコンソーシアムの取り組みについて:https://www.fuku-e.com/feature/detail_709.html#3458
福井県観光データ分析システム「FTAS」:https://www.fuku-e.com/FTAS
B Inc.:https://www.b-incorp.com
※「App Store」、「Apple Vision Pro」は、Apple Inc.の商標です。
※本記事に記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
(佐藤ゆり)
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