突発性難聴と診断された

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土曜の朝、ものすごい飛行機の音で目が覚めた。アパート上空は飛行機やヘリコプターの航路になっているらしいので、音自体は珍しいことではない。しかし、その日の朝に限って爆音だった。少なくとも、自分の耳にはそう聞こえる。ところが、よくよく耳を澄ますと、音が耳の中で反響してやたらと大きくなっているような気がした。うるさくて寝ていられないので、布団から抜け出してシャワーを浴びるが、治らない。小さなモーターが耳の近くで「ぶーん」と音を出しているような感じの耳鳴りが続くのだ。

そんな状態は半日ほど続いたが、夜にはすっかり消えていた。寝不足が続いてちょっと疲れたんだろう、くらいにしか考えていなかったのだが、症状はいっこうに良くならず、火曜には耳鳴りだけでなく圧迫感まで感じるようになってしまった。とにかく耳鳴りが激しく、何をするにも集中できない。けれど、仕事が忙しくてそのまま放置していたら、激しいめまいに襲われた……。

さて、あなたなら、どの段階で病院に行きますか?え、行かない?それは危険ですよ!なぜなら、これらは「突発性難聴」に伴う症状である可能性が高いからなのです。

上記の症状は、すべてこの週末に記者が体験したものです。正確には、異変に気付いたのは金曜の夜で、翌週火曜には一日中耳鳴りが続くという事態になり、あまりにもうっとうしいので、その日のうちに耳鼻科を受診したのですが……。

聴力検査で特定の音域が聞き取れないことを自覚して、もしかして、という気はしたのですが、ついた診断は案の定「突発性難聴」。まさか自分がと思う気持ちが半分、聞こえてるのに…という気持ちが半分で、「難聴」とはいえ、まったく聞こえなくなる訳でもないのね、という不思議な気分です。ちなみに、記者が聞こえなかったのは低音のみで、高音は聞こえているために日常生活にはなんの問題もなかったんですよ、耳鳴り以外は。

めまいを起こす人もいるようですが、幸いにも記者には起こりませんでした。このあたりの初期症状のばらつきが、突発性難聴の治療開始を遅らせてしまうことがある原因の一つかもしれません。記者の場合は、めまいの自覚症状はありませんでしたが、突発性難聴だろうという診断でした。耳鳴りを甘く見ちゃいけませんよ!

耳鼻科のお医者さんの話によると、記者の場合は耳鳴りという自覚症状が出てからそれほど時間が経っていないので、一週間ほどの投薬治療でほぼ良くなるだろう、とのことで、一安心です。ところが、「これが一ヶ月とか経ってたら、治らない可能性が高かったんだけどねー。」と付け加えられ、ビビリモードに突入です。歌手の浜崎あゆみさんが、忙しくてなかなか治療にかかれず、その結果として聴力を失ったと報道されていたけれど、これがまさしくそういうことなのね、と。

「めまいが出るかもしれないけど、それはそういうもんだから、大丈夫です(何が大丈夫なんだ?)。薬を飲んで、症状が改善しないようなら、一週間待たなくていいからスグに受診するように。」と念押しされ、薬の処方せんをもらっておしまいです。突発性難聴にはステロイド剤が処方されることが多いようですが、記者の場合はアレルギーの疑いがあるので処方されず、利尿剤の『イソバイド』、ビタミン剤の『メチコバール錠』、血管拡張作用のある『アデホスコーワ顆粒』の3種類が処方されました。これらを一週間飲み続けるわけですね。一週間後、聴力が回復しているといいんだけれど…。

それにしても、早めにお医者さんに行くにこしたことはない、と強く実感した出来事でした。この記事を読んでいる皆さんの中で、気になる症状がある人がいたら、早めに受診してくださいね!

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