映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』を日向ハル(フィロソフィーのダンス)がレビュー「孤独を知ったシュリだからこそ表現出来る強さや優しさ」
全世界歴代興行収入No.1を記録した『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)をはじめ、日本でも大ヒットを記録した『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』『ソー:ラブ&サンダー』など、観客を熱狂の渦に巻き込み続けているマーベル・スタジオが贈る劇場公開最新作『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』が大ヒット上映中です。
今回は映画好きで、MCUファンである「フィロソフィーのダンス」日向ハルさんに見どころや感想をお聞きしました!
◆本作をご覧になった感想、印象的なシーンや展開などを教えてください。
本当に涙なしでは観られない作品で、オープニングで泣いてエンディングでも泣いて上映後も泣いて、と本編を通してずっと泣いていました。
今回あえて何も予告を見ないで劇場に足を運んだんです。クリアな状態で作品を楽しみたいなと思って。だから誰がブラックパンサーを受け継ぐのかとか、というかまず継承されるのかも分かっていない状態だったんですけど、二代目がシュリだと分かった瞬間本当に興奮しました。作品を見るまではチャドウィック・ボーズマン不在のまま作品が進んでいく想像がつかなくてかなりドキドキしていたんですけど、見終わったらその気持ちが全て浄化されて。あぁ、これで前に進めたなって思えました。本当に最高の映画です。
◆ハル様が前作『ブラックパンサー』をご覧になったタイミングや好きなところ。
去年友達に『シャン・チー テン・リングスの伝説』を観に行こうと誘われたのがきっかけでMCU作品に足を踏み入れ、その後今までの作品を一気に観ました。『ブラックパンサー』の壮大な自然と近未来的なテクノロジーを掛け合わせた世界観はMCU作品の中でも異彩を放っている印象で、一気に引き込まれました。
ティ・チャラの多くは語らないけどめちゃくちゃ熱いものを内に秘めていたり、ワカンダの王として愛を持って国を守る男らしさ全開な部分が好きで、チャドウィックの演じるティ・チャラは役を演じているというよりチャドウィック自信がティ・チャラだと思わせてくれる力があって大好きでした。チャドウィックが残してくれたこの作品をこれからも愛していきたいです。
◆本作では、ティ・チャラの妹、シュリが大活躍を見せてくれます。ご覧になっていかがでしたか?
前作までは可愛らしい妹という印象が強かったんですが、今作から急に大人びたというか、1人の女性として強い信念を持って前に進んでいくという決心が表情から感じられて。しかもそれがただ強いだけじゃなくて、深い悲しみを経て手に入れた強さなのがすごく伝わってきて。人としての成長に胸を打たれたし、今作でシュリの事が大好きになりました。孤独を知ったシュリだからこそ表現出来る強さや優しさを今後のMCU作品でももっと見たいです!
◆アイアンハートが本作で初登場となりました。ハルさんのメンバーカラーと同じ赤を基調としたキャラクターです。
アイアンマンを彷彿とさせる天才的な知能を持つアイアンハート、彼女からも赤が持つ情熱的なパワーを感じました。育った環境は全く違えどスーツやマシンに対する愛情がたっぷりなアイアンハートとシュリ、この2人が今後どういう関係になっていくのか、そしてアイアンハートがどう成長していくのか、ドラマ「アイアンハート」の公開が楽しみです。
◆テーマソングをリアーナが担当していますね。
この曲を聴くと自然とチャドウィックの顔が思い浮かびます。今でもこの世にいないのが信じられないし、またいつかブラックパンサーとして作品に戻ってきてくれるんじゃないかとも思ってしまう。だけどリアーナの深く全てを包み込むような温かい歌声に後押しされて、前に進もうと思えました。リアーナのYouTubeに上がっている、ブラックパンサーの映像を使ったMVも本当に最高なので是非皆さんにも作品と合わせて観て頂きたいです。
Rihanna – Lift Me Up (From Black Panther: Wakanda Forever)
https://www.youtube.com/watch?v=Mx_OexsUI2M [リンク]
(C)Marvel Studios 2022
【日向ハルプロフィール】
ソウルフルでハスキーなボーカルはアイドルの枠ではもはや収まらず、TX「カラオケバトル」への出演や、他アーティストの作品への参加など活動の幅を広げている。その声は「ゴリゴリのゴリ」とファンから形容され、グループの歌を力強く引っ張る存在。
また幼少時から習っていたダンス・スキルも確かなものがある。小学生からの将来の夢は歌手。
バンドをやっていたが先が見えなくなり、売れるために手段を選んでいる場合ではない、と一念発起しアイドル界に飛び込んだ。
https://danceforphilosophy.com [リンク]
ウェブサイト: https://getnews.jp/
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