[カリフラワー保存]冷蔵&冷凍で長持ちさせるポイントは下茹で
カリフラワーは、あまり日持ちしない野菜ですが、保存方法によっては長持ちさせることができます。そこで今回は、カリフラワーを冷蔵や冷凍で保存する場合のポイントを解説します。
冷蔵方法と茹で方
●すぐに使う場合
乾燥を防ぐために、軽く湿らせたペーパータオルを茎に巻きます。
ビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で立てて保存します。
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・熟成を促す成分「エチレン」に弱いため、エチレンを多く生成するりんごやトマトなどと一緒に保存しないようにしましょう。
●すぐに使わない場合
カリフラワーは、鮮度が落ちると甘味やうま味、栄養などが低下しやすくなります。また、生のまま20℃以上のところに置いておくと花蕾(頭頂部のつぼみの塊)が開いてしまうため、すぐに使わない場合はできるだけ早く硬めに茹でて冷蔵しましょう。
<茹で方>
たっぷりの湯を沸かします。小麦粉を加えると、沸点が上がってより早く茹で上がります。白いカリフラワーは、湯に酢を少々、またはレモンの輪切りを3~4枚(レモン汁でも可)入れるとあくによる黄変を防いで、よりきれいに仕上がります。丸ごと茹で、茹で上がったら水にさらさず、ザルに広げて冷まします。冷めてから小房に切り分けます(※)。
カリフラワーは丸ごと茹でたほうが小房に分けた時に崩れにくくなります。急ぐ時には小房に分けてから茹でてOKです。
<保存期間>
冷蔵庫で3~4日
冷凍保存の方法と茹で方
硬めに下茹で(蒸す、または電子レンジで加熱も可)して、水気をよく切ります。
冷めたら小房に分け、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存します。保存袋に入れる前に、ラップを敷いたバットなどの上に広げて冷凍すると、短時間で凍らせることができ、食感の劣化を防げます。
<保存期間>
冷凍庫で約1カ月
<使い方>
冷凍したカリフラワーを使うときは、自然解凍、または電子レンジで解凍します。
最後に
カリフラワーの保存のコツを知って、冷蔵や冷凍で上手に使い切ってください。
[カリフラワー]含まれる栄養素と、茹で方のコツ
地中海東部沿岸が原産地といわれるキャベツの仲間で、ビタミンCが豊富 。ブロッコリー同様、花蕾(つぼみ)の部分を食べます。加熱してサラダやスープに加えるなどアレンジしやすいのも人気の秘密。白が定番ですが、カラフルな品種も登場しています。
最終更新:2022.10.26
文:アーク・コミュニケーションズ
写真:清水亮一(アーク・コミュニケーションズ)
写真(撮影協力):吉田めぐみ
監修:カゴメ
出典:
独立行政法人農畜産業振興機構
月報 野菜情報 今月の野菜 カリフラワー(2010年3月)(カリフラワーの茹で方、野菜のエチレン)
月報 野菜情報 今月の野菜 カリフラワー(2012年11月(カリフラワーの冷蔵保存法))
JAグループ茨城Amore「アモーレ」季節の野菜・果物など「カリフラワー」(カリフラワーの鮮度)
JAむなかた「カリフラワー」(カリフラワーの保存法)
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