雑誌スキャン販売『コルシカ』が開始2日目で一部サービス中止! 返金手続きへ

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10月7日からスタートした、オンラインブックショップ『コルシカ』は、購入した雑誌すべてをオンラインのブラウザで読むことができるサービス。つまり、実物を手にしなくてもインターネット経由で雑誌を読むことができるわけだ。雑誌はスキャンされた画像として購入リストに保存され、いつでもどこでもインターネットが接続されているパソコンであれば閲覧することができる。希望者には、送料さえ支払えば実物の雑誌を配送することも可能である。

現物を売らなくてもインターネットで雑誌を読むことができる。しかも雑誌と同じ価格で販売している。そういう点からしても、さまざまな法的な部分に触れる可能性があるこのサービス。そんな微妙な立ち位置のままスタートした『コルシカ』だが、さっそくトラブルが発生したようだ。サービススタート時には多くあった販売リストの雑誌だが、一部の雑誌、いや、けっこう多くの雑誌が販売リストから消滅しているのである。

また、削除された雑誌を購入した人たちには「閲覧中止のお知らせ」がメールで通知され、返金すると連絡されているという。以下は、『コルシカ』から購入者に届いたメールの一部だ。

<【コルシカ】重要なご連絡>
コルシカをご利用いただき、誠にありがとうございます。突然のご連絡で大変申し訳ありませんが、〇〇〇〇〇〇様が購入された以下の雑誌につきまして、本サイト上での閲覧を中止させていただくこととなりました。そのため、対象となるご注文について、クレジットカード決済の取り消し、キャンセル処理とさせていただきます。せっかくご購入いただいたにもかかわらず、大変申し訳ございませんが、何卒ご了承ください。なお、すでに配送依頼を頂いたお客様におかれましては、当社より別途ご連絡させていただきますので、今しばらくお待ちください。最後になりますが、当社コーポレートサイト上で御案内しております通り、日本雑誌協会の要請に基づき、共にデジタル分野での新しい雑誌の可能性を追求し、雑誌デジタルコンテンツ化推進への協力を模索して参りたいと考えておりますので、これからもコルシカをご愛顧いただければ幸いでございます。今後とも宜しくお願いします。
※メールより引用して要約

しかし、すでに実物の配送手続きをした購入者に対しては送料無料で配送するという。もちろん、「インターネットで読めないなら実物もいらない」という人は実物の配送をキャンセルすることもできる。また、10月16日までにキャンセル報告をしなかった場合は、強制的にキャンセルとなって返金手続きが進むとのこと。

「インターネットのブラウザ上で見られるから購入した」という人は多いと思われる。それを考えると、単に雑誌を購入するためだけに『コルシカ』を利用するメリットはなく、かなり多くの人たちがキャンセル手続きをしたのではないだろうか。また、多くの雑誌が『コルシカ』サイトから消えた理由は、出版社や協会からクレームがあったのが理由と思われる。利用者にとっては便利なサービスではあるが、出版社はそう思っていないようだ。

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