ムン・ソリ、キム・ソニョンら韓国を代表する俳優たちが競演する『三姉妹』
ムン・ソリ、キム・ソニョンら韓国を代表する俳優たちの競演で、2021 年の韓国の主要映画祭で10冠に輝いた超弩級の人間ドラマ『三姉妹』を6/17(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次にて公開。
本作は、『オアシス』(02/イ・チャンドン監督)での演技が日本でも今なお語り継がれるムン・ソリが、脚本に惚れ込み主演を務めるとともに、共同プロデューサーも買って出た、現代を生きる三姉妹の烈しくもあたたかい人間ドラマ。 同じソウルに暮らしながらも、それぞれに問題を抱え、日々の生活に追われて疎遠になりがちな三姉妹が、久しぶりに年老いた父の誕生日会に集まった。その席上で彼女たちは蓋をしていた幼い頃からの心の傷に、真正面から向き合うことになる…。
監督は、イ・チャンドン監督がその手腕を激賞する鬼才監督イ・スンウォン。「韓国を代表する女性俳優たちと一緒に、深みのある女性たちの物語を作りたい」との思いから脚本を執筆。ムン・ソリが次女ミヨンを演じ、長女ヒスクは、ドラマ「愛の不時着」で北朝鮮の人民班長役を演じ日本でも一躍人気となった、名バイプレイヤーのキム・ ソニョンが、三女ミオクには、トップモデルとして第一線で活躍し、『ベテラン』(15)で映画デビューを果たしたチャン・ ユンジュが抜擢された。
映画監督の西川美和より「この胃の痛むような切迫感と、目の離せない面白さは、向田邦子の『阿修羅のごとく』のごとくか。苛烈、厄介、でも痛快。」、作家・山内マリコより「目をそむけたいほどヒリヒリ痛いのに、クスクス笑いが止まらないのは、まぎれもなく監督と演者のセンスと力量。」、作家・柚木麻子より「『三姉妹』はこれからも作られていく無数の姉妹の物語たちを、幸福な光で照らしていくにちがいないだろう。」。俳優陣からも、三姉妹演ずる 3人の俳優を絶賛するコメントが到着。渡辺真起子より「俳優たちの物語への踏み込み方がとても清々しい。」、安藤玉恵さんより「もがき続ける三姉妹の演技の凄み、体現している役者の覚悟にずっと心で拍手を送っていました。」。ほか、タレントのYOUからは「強く必要としているものが 愛そのものであるのだから たまらないのだ。それぞれが強く欲することは 本当はもっと温かいはずだと信じ込んでいるから たまらないのだ」とのコメントが。
併せて、第二弾ビジュアルも解禁!真っ青な海と白い砂浜のコントラストが美しい浜辺で、三姉妹の三人が物憂げな表情で振り返る立ち姿が印象的な写真に、イ・チャンドン監督のコメント「非凡な映画。何を想像しても、それ以上。」が挿入されたものとなっている。
さらにタイアップキャンペーンとして、神保町にある韓国書籍専門書店「CHEKCCORI(チェッコリ)」で、「『三姉妹』公開記念 選書フェア」の開催が決定。実施期間は 6/7(火)~7/2(土)まで、詳細は HPを参照。
■CHEKCCORI: https://www.chekccori.tokyo/
【STORY】
韓国・ソウルに暮らす三姉妹。長女ヒスクは別れた夫の借金を返しながら、しがない花屋を営んでいる。一人娘には疎まれ相手にされなくても“大丈夫なフリ”をして日々をやり過ごす。次女ミヨンは熱心に教会に通い聖歌隊の指揮者も務める模範的な信徒。高級マンションに暮らし“完璧に”家庭でも振舞うが、そんな日常は次第にほころびを見せ始める。三女ミオクは劇作家としてスランプに陥り自暴自棄となって昼夜問わず酒浸りの日々を送り、夫の連れ子である息子の保護者面談に“酔っていないフリ”で乗り込む始末。性格、仕事、生活スタイル、全てが異なる人生を送る彼女たちは、父親の誕生日を祝うために久しぶりに一堂に会し、蓋をしていた幼少期の心の傷と向き合うことになる―。
『三姉妹』
6/17(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
http://www.zaziefilms.com/threesisters/
監督・脚本:イ・スンウォン(長編第三作)
製作:キム・サンス、ムン・ソリ
音楽:パク・キホン(『大統領の理髪師』)
出演:ムン・ソリ(『オアシス』、『ペパーミント・キャンディー』、『お嬢さん』)、キム・ソニョン(「愛の不時着」、『マルモイ ことばあつめ』)、チャン・ユンジュ(『ベテラン』)、 チョ・ハンチョル(「海街チャチャチャ」「ヴィンチェンツォ」)
2020 年/韓国/韓国語/2.00:1/カラー(一部モノクロ)/5.1ch/115 分/原題:세자매/字幕翻訳:中西美絵 / 配給:ザジフィルムズ
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