電源のない環境でも安心、カセットボンベですぐに発電する発電機「GV-9ig」

1948年創業の株式会社工進は、2016年よりインバーター発電機を製造販売してきました。そしてこのたび、カセットボンベですぐに発電するインバーター発電機「GV-9ig」を開発。

現在、Makuakeにてプロジェクトを実施しており、執筆時点ですでに目標額6000％を突破しています。

スマホや家電などに長時間給電

「GV-9ig」は、JIA認証表示がついた市販のカセットガスボンベだけですぐに発電できるインバーター発電機。カバーを開けてカセットボンベを2本入れ、スイッチを回してリコイルスターターを引くだけで発電がはじまります（動画はこちら）。

「正弦波インバーター」のため、家庭のコンセントと同じように家電製品に使用可能。テレビやノートPC、炊飯器、スマートフォン、ポータブル電源などさまざまなモノに給電します。なお、コンピューター内蔵製品やマイコン制御の家電製品にも対応しています。

事前に蓄電しておく必要がないので、停電時などの電力確保に役立ちそうですね。また、カセットボンベを交換すれば何時間でも連続運転できるというもの魅力でしょう。

しかしカセットボンベには、外気温10℃を下回ると気化しにくくなり、5℃以下になるとほとんど気化しなくなるという弱点が。そこで同製品には、電池で駆動する予熱ヒーターを装備し、-5～40℃までエンジンを始動できるようにしました。

同製品は、女性やシニアでも運びやすいよう設計されています。女性の手の長さなどを考慮したハンドルの形により、運搬時の腰への負担が少ないようです。また、ハンドルは可倒式で収納しやすく、キャンプなどでも利用しやすい仕様になっています。

「GV-9ig」は、7万9800円（税込）で1台入手可能（執筆時点）。3月30日まで支援を受け付け、4月末までに発送予定とのことです。

（文・Higuchi）