視線入力装置などテクノロジーを活用した音楽フェス「MOVE FES.」2年ぶりの開催! ALS啓発へ
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クリエイターとして活動するALS患者の武藤将胤(むとうまさたね)氏が企画、出演する音楽イベント「MOVE FES.」が、12月9日にTRUNK(HOTEL) のイベント会場「MORI」にて開催されます。
ALS(筋萎縮性側索硬化症)の啓発を目的に2016年から毎年開催している「MOVE FES.」。今年は、武藤氏の視線の動きだけでDJとVJをプレイする「EYE VDJ」やテクノロジーを駆使した新たなコンテンツが披露されるほか、初めての試みととしてライブ配信も予定しているそうです。
2年ぶり待望の開催、支援はクラファンで
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武藤氏が代表理事を勤めるWITH ALSは、「ALSの課題解決を起点に、全ての人が自分らしく挑戦出来るボーダレスな社会を創造する」というミッションを掲げ、エンターテイメント、テクノロジー、ヒューマンケア(介護)の3領域で活動しています。
2016年から同法人が毎年開催している音楽イベント「MOVE FES.」ですが、2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催を断念。2年ぶりの開催となる今年は、クラウドファンディングにて支援を募り、当初の目標金額300万円を上回る485万8665円を集めました。これは、WITH ALSにとって過去最高額とのこと。
音楽だけでなく、さまざまなコンテンツを用意
今回初めての試みとして、ライブ配信でイベントを生放送。ステージには、企画の趣旨に賛同したアーティスト、androp・内澤崇仁、清春、NOBU、 HOME MADE家族・KURO、DJ A-Six、ダンサー・GenGenなどが出演予定です。そしてイベントのラストには、武藤氏の「EYE VDJ」も楽しめるそう。
また、音を光と振動に変換するデバイス「Ontenna」と連携したステージも。配信視聴者もボーダーレスに楽しめるよう数量限定で「Ontenna」を貸し出すといいます。
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また「ALSトークショー」では、「OriHime」開発者の吉藤オリィ氏、脳波コミュニケーションツール開発者の荻野幹人氏、せりか基金代表の黒川くりす氏が登壇し、ALS支援の最前線について対談します。
そのほか、文字起こしアプリ「UD Talk」の活用や、会場内バリアフリー環境の整備など、さまざまなニーズに応じて可能な限り柔軟に対応していくとのことです。
PR TIMES
MOVE FES.公式ページ
配信チケット販売ページ
(文・Amuro)
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ウェブサイト: https://techable.jp/
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