【青森県旧岩木町(弘前市)】津軽のシンボル、岩木山がそばにある暮らし

青森県旧岩木町(弘前市)

日本中では目まぐるしく、日々いろんなイベントがひらかれている。「そんな日本には、どのような土地があるのだろう」と、写真家として活動している私(仁科勝介)は、“平成の大合併”時に残っていた、旧市町村をすべて巡る旅に出た。その数は2000を超える。

今回、地域や自治体、企業の取り組み、新商品などの情報を発信するニュースサイト「ストレートプレス」で、それらを紹介する機会をいただいたので、写真を添えて連載をスタートした。

「ストレートプレス」内に登場するローカルな市町村と、関係があるかもしれない。

今回は、青森県旧岩木町(弘前市)を写真とともに紹介する。

Vol.395/青森県旧岩木町(弘前市)

旧岩木町へやってきた。以前、冬に弘前へ訪れたことがあって、そのときはバスに乗って雪化粧した岩木山神社を訪れた。岩木山は津軽地方のシンボル的な山だ。古来より人々にとっての日常のよりどころとして、信仰心も受け継がれてきたという。岩木山神社のホームページにも、下記のように綴られている。

当社は昔から「お岩木さま」「お山」と親しんで呼ばれ、陸奥津軽の開拓の神、農海産物の守護神、また祖霊の座すところとして崇められてまいりました。神山・霊山である岩木山は津軽全土から仰望せられ、人々に慈しみの徳を授けたまい、郷土人の生活と心のよりどころであります。(岩木山神社HPより引用

今日あらためて訪れてみると、当然ながら夏の岩木山神社であった。冬のとき、参道を登るのがキツかった印象だったけれど、今回はあまりそう感じない。やっぱりあのときは雪だったからかな。

岩木山が目の前に。見事

以前訪れた、冬の岩木山はこのような感じだった

冬の岩木山神社

夏の岩木山神社

総合支所も訪れた

穏やかな日常

岩木山が見えると目にとまる

岩木山神社の正面には、岩木山が大きく鎮座している。青森県の津軽地方の旅においても、岩木山が見えるか、またどのように見えるかということが、無意識的な意識になっていた。それはどうしてだろうと考えてみるけれど、具体的にはよく分からない。しかし、そういった分からなさが、畏怖につながっているようにも思うし、岩木山が大切な山であることも、身体で納得できる部分があった。

旧岩木町の市街地は弘前市の中心から5kmほどなので、さほど遠くはない。落ち着いた住宅街が並び、道の隙間からも岩木山を眺めたりした。この地で一年を通して過ごすと、岩木山の姿とともにある一年を過ごすことができる。天気や季節を岩木山から感じる生活は、どのようなものなのだろう。縁があれば体験したいものだ。

(仁科勝介)

写真家プロフィール

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
仁科勝介公式Twitter:https://twitter.com/katsuo247
仁科勝介公式Instagram:https://www.instagram.com/katsuo247

  

  

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