ラーメンライター井手隊長の美味しかったラーメン月間ベスト5(2025年1月)
全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。今回は私が1月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。それでは発表します!
第5位:つけ麺 和 東京本店(竹ノ塚)
今注目のつけ麺店。2018年1月オープンで、店主は亀有の“道”出身。
「つけ麺 並」を注文。「つけダレはどちらに置きますか?」とか「つけダレは温め直せますのでお申し付けください」とか気配りがめちゃくちゃ行き届いている。
具は麺の上にチャーシュー2枚、メンマ。別添でネギと自家製にんにく醤油漬け。麺は極太ストレート。
無化調で仕上げた豚、鶏、魚介の濃厚スープは程よい甘みと濃度が心地良い。北海道産小麦を使用した極太麺はしっかり水で締めてあり、コシのあるパワフルな麺。濃厚魚介の中でもしっかり主張する。途中でネギを入れたり、麺ににんにく醤油漬けをつけて食べたり、卓上のフルーツ酢でさっぱりさせたりしても美味しい。
流行に左右されないどっしりとした自信を感じる。
第4位:手打ち麺処 好き酒師(武蔵新田)
2023年6月オープンの手打ち麺の人気店。
「海老ワンタンメン」を注文。具はワンタン、チャーシュー、カイワレ、ネギ。麺は極太縮れの手打麺。
無化調で魚介の旨味広がる極上スープ。動物系が下支えしていて物足りなさもなく、本当に美味しい。麺は「もち姫」使用のモチモチ極太麺。麺肌はとろけるよう。ここにコントラストのようにワンタンが極薄で柔らか。肉とエビが両方入った贅沢なワンタン。
大盛りにしても良かったぐらい美味しかった。
第3位:セアブラーメン 東中八(八丁堀)
昨年末オープンの“ど・みそ”の新ブランド。「あずまちゅうはち」と読む。お店の住所の「東京都中央区八丁堀」の頭文字を取っている。QRコードでのハイテク注文。
「特製ラーメン」を注文。背脂、ニンニクの有無を聞かれるので、背脂、ニンニク少しで注文。
具は窯焼きチャーシュー、薄切りチャーシュー、味玉、メンマ、刻みタマネギ、ネギ。スープの背脂プラス上に味付け背脂。麺は極太ちぢれの浅草開化楼製。
漆黒のスープには黒胡椒がバシっとかかっていて、富山ブラックを彷彿とさせる。ここに背脂の甘さが最強マッチ。脳天に響く旨さ。スタミナラーメンの雰囲気も感じさせるし、食べたことのあるようでないイノベーティブな一杯。ノーリーズンな旨さ。窯焼きチャーシューも旨い。タマネギとネギで味の単調さもなくなり、清涼感の中でもグラデーションがあるのが最高。
ラーメン好きなら悶絶する一杯。変化球のようで旨味は直球。これはアイデア賞だ。
第2位:麺処 となみ(松戸)
2020年7月オープンの味噌ラーメンの人気店。
「みそラーメン」を注文。中華鍋に動物系スープと味噌、調味料、スパイス系を入れ、鍋を煽りながら作る。香ばしい香りが店内を包み込む。
具はチャーシュー、ネギ、モヤシ、メンマ。麺は極太ちぢれの自家製麺。スープは超ドロドロの動物系にまろやかな味噌を合わせた特濃スタイルで超個性的。あえ麺レベルの濃度だが塩味が強すぎず、マイルドで美味しい。麺が超ゴワゴワで強いのでスープに負けず、高いところでバランスをとっている。大ぶりのチャーシューもしっとりと美味しい。モヤシはクタクタ系。途中でカレー粉で味変したり、スープ割りで濃度を変えたりしても面白い。
この濃度で自家製麺で800円は頭が下がる。個性的でかつ美味しくてオススメ。
第1位:元祖スタミナ満点らーめん すず鬼(三鷹)
2019年11月オーブン。“鶏こく中華 すず喜”の夜の二毛作店としてオープン。今は朝の“すず気”があるので三毛作となる。「宅麺」のアワードで3連覇しており、全国的に人気。赤坂店(休業中)では食べているが、実は三鷹で食べるのはお恥ずかしながら初となる。
「スタ満ソバ」に、背脂、ショウガ、ニンニク少し、生卵注文。
中華鍋で具材を炒め、スープを加えて炒め、最後に背脂がかかる。具は豚肉、タマネギ、ニラ。麺は極太平打ちちぢれの自家製麺。
「二郎系+アリランラーメン+竹岡式ラーメン」というイノベーティブなジャンク系でまさに発明。ノーリーズンすぎる旨さ。
大きめの豚肉の食べ応え、ゴワゴワの麺、ニラやニンニクのジャンク感。素晴らしい。全てが強いがバランスが最高。この一杯を生み出してくれたことに感謝したい。
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(執筆者: 井手隊長)
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