【準備必須】愛猫と一緒に避難する時に慌てないための防災グッズ
ペットも家族!避難は同行避難でと、環境省もガイドラインを作ってはいますが、だからといって飼い主が何も準備しないで良いわけではありません。愛猫の責任は、100%飼い主にあります。そこで、事前に準備しておきたい愛猫のための防災グッズを紹介します。
愛猫に必要な防災グッズはなに?
猫と一緒に避難しなければいけない事態になったとき、困らないためのものとして猫の防災グッズを事前に準備をしておきましょう。
猫の防災グッズとして必要なものをリスト化して紹介します。ただ、一緒に暮らしている猫の年齢や、病気などの状況、愛猫の性格などで、個別に必要な防災グッズをプラスαで準備しておくことをおすすめします。
必ず準備するべき猫の防災グッズ
命に関わるものとして、必ず準備しておくべきもののリストです。
いつも飲んでいる薬
移動用のキャリーバッグやケージ
キャットフードと水(それを入れる容器)
トイレとトイレ用の猫砂
薬は、避難用にと余計に貰うことはできません。いつでも直ぐに持ち出せる場所に保管しておきましょう。
移動用のキャリーバッグやケージの準備も必須です。猫の体重にプラスして、移動用の用具の重さが加わりますので、必ず運べるものを選んでください。
キャットフードは、いつも食べているものがベストです。水は、避難所で猫用のものの配布は無いと思って準備しておきましょう。
トイレは折り畳み式のものがありますし、猫が収まる程度の箱でも大丈夫です。砂は、できるだけ防臭抗菌効果のあるものを準備してください。
あると万が一の時に助かる防災グッズ
避難するような事態になった場合、猫も緊張を強いられ、ストレスを溜め込んでしまうことがあります。思ってもいなかったことが起きたとき、あると便利なものを紹介します。
猫の写真や動画
飼い主情報を記載したネームプレート
猫が普段お世話になっている獣医の診察券
猫用ハーネスやリード
猫の写真は顔だけ、全身、特徴が分かるところ、飼い主と一緒のものなど、複数枚印刷しておくと便利です。万が一、行方が分からなくなったときは、飼い主の情報を書いて配ったり、人の目に触れる場所に貼ったりすることができます。
猫に名札のようなプレートを付けておくのも、迷子になったときの有効な方法です。猫の名前より、飼い主情報を記載することをおすすめします。
避難した場所で、突然愛猫の体調が悪化したり、けがをしたりした場合、やはりかかりつけの獣医が安心です。また、処方されている薬の処方箋などがあれば、一緒に持っていくと良いでしょう。
避難が長期化する場合は、猫にハーネスや首輪をつけて、外に出してあげられると気分転換と運動不足の解消ができます。
余裕があれば持って行った方が良いもの
猫とのスキンシップや、猫を清潔に保つためのグッズです。猫の防災グッズというよりは、普段使っているものという感覚で準備したほうが良いものを紹介します。
猫のお気に入りの毛布やタオル
猫用のお手入れグッズ
ウェットタオルや洗浄綿
猫が普段遊んでいるお気に入りのオモチャ
洗濯ネット
猫が好きそうな狭めの箱
ガムテープ
自分の臭いがついたタオルや毛布があると、猫が落ち着くための助けになります。同様に、お気に入りのオモチャや、猫がつい入ってしまうような小さな箱があると、猫の気分がほぐれるかもしれません。
飼い主がオモチャで遊んであげたり、ブラッシングなどでスキンシップをしてあげることは、とても大切です。
洗濯ネットは、移動時に暴れてしまう猫を入れたり、爪切りや診察などの時も使えます。ガムテープは、猫の爪で壊されてしまったものの補修に、あると便利なグッズです。
日頃から準備しておきたいのは猫の防災グッズだけではありません!
猫と一緒に避難生活を送るための防災グッズは、そのとき突然使おうとしても、猫が受け入れないという心配があります。
特に、ハーネスや首輪、リードを付けた散歩などは、日頃から慣れさせておきましょう。ケージやキャリーバッグも、獣医に行くときばかりというマイナスなイメージだけを植えつけないよう注意し、なおかつ、いつでも嫌がらずに入るようにしておいてください。
愛猫の健康管理や爪切りなど、普段からしっかり行ってください。避難時に爪が伸びていると、飼い主さんの怪我の元ばかりではなく、鋭い爪で思わぬものをひっかけてしまい、猫自身が怪我をすることもあります。
愛猫の防災グッズは、普段からの準備がとても大切です。そして、準備した猫用防災グッズは、猫と一緒に必ず試しておいてください。
そして、ノミやダニの駆除、予防注射、避妊や去勢の手術などは、猫の飼い主として当然のマナーです。沢山の人やペットが集まる避難所では、迷惑をかけないためにも、特に重要なことですから、必ず実施しておきましょう。
猫と避難する場合に備て考えたいこと
同行避難といっても、猫の避難先での生活や必要な防災グッズは、全て飼い主さんの責任になります。
同行避難が推奨される昨今ですが、それでもまだペットの受け入れができない避難場所もあります。事前に猫の避難受け入れができるかどうか、確認をしておきましょう。
避難所には、沢山の人がいます。室内で、飼い主と一緒に過ごせるかどうかも、自治体や避難場所によって違います。ペットは外でという事も考えられますので、同行避難可の場合は、こうした環境も確認し、それに合わせた防災グッズの準備が必要です。
猫の防災グッズを準備するだけではなく、可能であれば、次のような選択肢考慮してみましょう。
親戚や友人宅で預かってもらえないか、事前にお願いをしておく
自宅に多大な影響がなく、危険性も低い場合は、自宅避難を考えてみる
小さな子供や、年老いた家族が一緒の場合など、猫のケアは大変な負担になるかもしれません。親戚や知人、友人に、もしもの時の猫の世話をお願いしておきましょう。
また、相手にもペットがいる場合は、お互いのペットを預かる相互補助などの提案をしてみると良いかもしれません。
猫が一番安心できる場所は、自分の家です。家自体の被害がほとんどなく、今後の安全性に心配がないのであれば、自宅避難を考慮してみましょう。飼い主も、猫も、自宅にいられれば、それが一番ストレスが少ない避難方法になります。
おわりに
猫の防さグッズと、事前準備の内容などを紹介しました。猫の防災グッズも、なかなかの荷物になりますから、その量も事前にチェックしておきましょう。こうした猫用の防災グッズが必要とされないと良いですね。
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