ホーストレッキングに挑戦!山形から宮城・鳴子温泉で自然を満喫
こんにちは。ライターの井口エリです。普段から在宅ワークの日々を過ごし、休日も自宅で過ごすことを苦に感じないインドア派ですが、コロナ禍で運動不足が加速。さすがにそろそろ体がやばい気がする。自然や動物に触れてリフレッシュしたい~~~!
東京駅
東北新幹線で東北を目指す
そんなわけでJR東京駅へやって参りました。最近、あるゲームをきっかけに馬への興味がわき、馬のかわいさに気づいてしまった筆者は、「ホーストレッキング」にチャレンジするべく東北へ。
東京駅から東北新幹線でJR古川駅へ、古川駅で陸羽東線に乗り換えて、JR最上駅までは約3時間半の道のり。
最上駅
駅ピアノがある駅「最上駅」
山形県の最上駅に到着しました! 残念ながら工事中でしたが、ここ最上駅は公民館との合築駅舎という珍しいつくり。駅待合室には「駅ピアノ」があったり、列車の待ち時間の間に読める本が置いてあったりと、あたたかみを感じる駅でした。
最上駅前でタクシーに乗り約10分、「わくわくファーム前森高原」まで向かいます。
わくわくファーム前森高原
わくわくファーム前森高原が天国すぎる
わくわくファーム前森高原に到着。広い敷地内には川が流れ、牧場やキャンプ場、釣り堀もあります。1日ゆっくり楽しめそう!
敷地内の乗馬場では、初心者から本格派まで、馬とふれあえるアクティビティを体験できます。インドア派の自分には縁のないものだと思っていた乗馬も、気軽に体験できる……!
今回私を乗せてくれるキス君。目はやさしいけど近くで見ると、その大きさに圧倒されます。
トレーナーさんとキス君。この時点では、馬の背中に自分が乗れるのかも自信がない状態。
それでも、トレーナーさんにやさしく教えていただき、ヘルメットを着けて馬の背中へ……。乗れた……!
思っていたよりも簡単に馬に乗れました。たのし~~! 馬に乗れただけでも感動がすごいのに、散歩をしている! いつもより目線が高くて景色が新鮮です。私が参加したホーストレッキング(乗馬トレッキング)は、前森高原の自然を楽しみながら乗馬をするアクティビティ。柵の中を歩いたのち、柵の外に出て施設敷地内のキャンプ場エリアまでぐるっと散歩します。
キス君は大人しくて頭の良い馬なのですが、草に惹かれて道をそれる場面も。これが道草か~! 乗馬後にはご褒美におやつのにんじんをあげました。
馬に乗っているだけだった自分も、翌日しっかりお尻のあたりが筋肉痛になっていて運動効果を感じました。自然や動物に触れて癒やされながら、しっかり運動もできる乗馬トレッキングすごい。
わくわくファーム前森高原
乗馬後は自家製ソーセージに舌鼓♪
乗馬後、腹がぺこぺこになったので敷地内のレストラン「ビアハウス」へ行きました。こちらでは自家製ハムやソーセージを使ったメニューや手づくりのアイスクリームなどがいただけます!
「昔ながらのナポリタン」にも自家製のイタリアンソーセージが! どこか懐かしくほっとする味わいです。
自家製のフランクフルトはお肉がギュっと詰まっていておいしいです。既成品とはまた違う、ワイルドなお味……!
ホーストレッキングに高原グルメを楽しんだ後は、川べりでひたすらぼーっとしました。こういう時間大事……こんなにも「なにもしない」をしたのはいつぶりだろうか。とっても癒やされました。
鳴子温泉駅
「奥の細道湯けむりライン」で鳴子温泉へ!
最上駅から陸羽東線に乗り、宮城県のJR鳴子温泉駅へ。陸羽東線は2両編成のディーゼルカー。
鳴子温泉郷は鳴子温泉・東鳴子温泉・川渡温泉・中山平温泉・鬼首温泉の5つの温泉地の総称であり、陸羽東線はそれぞれの温泉地を経由して走っていきます。
鳴子温泉駅に到着。「鳴子こけし」の産地でもある鳴子温泉郷では至る所でこけしデザインを見ることができます。
ガードレールもこけし。とぼけた表情がカワイイ~! もっと探したいところですが、移動疲れもあるし今日のところは宿へ直行します。
本日のお宿はこちら。鳴子温泉駅からは徒歩20分ほどにある「ホテル亀屋」です。こちらでは内風呂、露天風呂、展望大浴場が楽しめます。
鳴子温泉郷は日本にある11の泉質のうち9種が湧くという夢のような場所。つまり、ここ周辺だけで複数の泉質を楽しむことが可能……! 効率よくいろんな泉質を楽しめちゃうのです。
ホテル亀屋では炭酸水素塩泉に入ることができます。「美人の湯」といわれるお湯は薬のようなにおい。肌触りもさらっと独特で、はじめて体験する温泉でした!
餅処 深瀬
みたらし餡がとろり! やわらかお餅の絶品栗だんご
翌朝、ホテルをチェックアウトして鳴子温泉の散策へ。
散策前に立ち寄っておきたいのがここ、鳴子温泉名物の「栗だんご」が有名な「餅処 深瀬」。
人気商品の栗だんごは午後には売り切れてしまうので、帰りの列車に合わせて取り置きしていただきました。実際、帰りに取りに行った時には本日分が完売していたので良かったー。
栗の甘露煮の入った大きなお餅が、たっぷりのみたらし餡に包まれた栗だんご……! 「幸せ」が擬物化したらこんな感じなのでは……? 帰京後もやわらかく、美味しくいただけました。お餅の美味しさはもちろんですが、みたらし餡も甘さ・しょっぱさがちょうど良い!
鳴子温泉周辺
鳴子温泉の自然を楽しむ
お土産を無事に確保したので鳴子温泉の散策を再開! 徒歩3時間目安のコースで、「鳴子温泉駅前→潟沼→上野々スキー場→水道橋→温泉神社→鳴子小学校経由で駅まで」ぐるっと歩いてみようと思います。
愛宕通りから「潟沼」へ向かうまでの途中にある、山道通りの坂の傾斜はなかなかのエグさ。かなり足に来ます!! 潟沼までの距離は約2km、散策しながら歩くと1時間ほど。駅内の観光案内所では電動自転車が借りられる(2台限定)ので、そちらを検討してみてもいいかも……。
傾斜のきつい山道通りの坂を上り終えると、舗装されたゆるやかな山道が続きます。車も通るので雨の日は特に気を付けてくださいね。
潟沼に到着しました。水の透明度の高さ……! 四季により湖面の色を変える潟沼。訪問時はエメラルドグリーンと空を映した美しい青でした。湖にはボートなど水辺のアクティビティを楽しむ人たちの姿も。
美しい光景ですが、潟沼は生物が住めないという、世界でもトップクラスの酸性湖。唯一ユスリカという蚊の一種を見かけましたが、ユスリカは人畜無害で刺してくることはありません。
山道で乱れた息をこちらで整えて、まだ歩きます!
途中の水道橋から眺めた鳴子温泉市街。あまりにも見晴らしが良いので、高所恐怖症じゃなくてもちょっと怖くなるぐらいでした。
鳴子温泉神社
鳴子温泉の湯の神様! 鳴子温泉神社
鳴子温泉の湯の神様にご挨拶。「鳴子温泉神社」は1,000年以上の歴史がある神社です。
御朱印はこけしのシールがなかなかのインパクトです。御朱印帳を見返したときに、鳴子温泉でいただいたことが一目でわかりますね!
鳴子温泉
鳴子温泉こけし探し
温泉神社を後にして、鳴子温泉駅周辺のこけしを見て回りましたので一気に紹介します!
鳴子総合支所前の電話ボックスこけし! 電話ボックスをこけしにしようという発想がすごい。
鳴子郵便局のこけしポスト! ポスト×こけしがこんなにもしっくりくるなんて……!
鳴子温泉はこけしを作る工房も多く、こけし通りの看板もこけしです。
「ゆめぐり広場廻廊」手前のこけし! ゆめぐり広場廻廊には手湯や、本が読めるちょっとしたスポットがあります。
下を見るとこけしデザインのマンホールが。何から何までこけし!
散策をし、こけしを探し、お土産を探したりして帰りの列車まで時間いっぱい楽しむことができました! 鳴子温泉駅から陸羽東線で古川駅へ。
帰りの古川駅では、鳴子こけしに見送られながら宮城県を後にしました。
最上では久しぶりに触れる自然や動物に感動。こけしがかわいい鳴子温泉は宿毎と言っていいほどに泉質が違うらしいので何度も通いたくなりました! 1泊2日でしっかり気力をチャージして東京へ帰りました。
まだ見ぬ街中のこけしや体験していない泉質を探しに、また何度でも鳴子温泉郷に行きたいです!
東京駅
掲載情報は2021年8月5日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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