冷蔵庫と同じシステムでスマホを冷やす「冷却装置」を装着した結果

冷蔵庫にも用いられている冷却方式のひとつにペルチェ式といういうものがあります。このペルチェ効果の要となる半導体素子、ペルチェ素子を使ってスマホを冷やす冷却装置「スマホ冷却ファン」(MAKLI)が便利そうだったので購入してみましたよ。

暑い日、スマホを使っている熱くなりすぎて動作が鈍くなったり、バックライトが暗くなったり不便なので!

バッテリー内蔵型スマホ冷却ファン

他社からも同様の冷却装置は売られているのですが、これはバッテリー内蔵型なので、冷却時にUSBケーブルで給電する必要がありません。

しかも小型で、スマホを挟むように固定もできるので、これを買ってみました。価格はAmazonで税込2980円でした。

USB-Cケーブルで給電しながら駆動もできる

今回はAndroidに装着しましたが、iPhoneにも装着できるデザインです。バッテリー駆動ができる仕様ですが、USB-Cケーブルで給電しながら駆動もでき、その場合はより冷却能力が高いとのこと。

さっそく冷えの性能チェックしてみた

電源をオンにし、指で冷却ファンの冷却面を触ってみたのですが、かなり冷たい! かなりヒンヤリします。さっそく装着前の冷却ファンの最低温度と、装着時のスマホの最低温度を計測してみました。

<装着前の冷却ファンの最低温度>

バッテリー駆動: 13.5度
給電駆動: 9.7度

バッテリー駆動時も、USB-Cケーブルで給電しながらでも、けっこう冷えていることがわかりました。しかし、装着してこそ、真の能力がわかるというもの。スマホに装着し、どれくらいスマホが冷えたか調べてみました。

<装着時のスマホの最低温度>

バッテリー駆動: 21.4度
給電駆動: 19.6度

吸気口と排気口はふさがないように

かなり温度が下がってる! 場所によって冷えている部分にムラはありますが、それでも全体的に冷えていました。けっこう効果があることがわかります。

背面と側面に吸気口と排気口があるのですが、より冷えの効果を高めるために、そこはふさがないようにしましょう。

スマホを酷使しているシーンなどに重宝しそう

ひとつ気になったのは、冷却ファンの冷却面とスマホの表面が結露したこと。検証をした部屋環境の影響もあると思いますが、結露には気をつけつつ使用したいところです。

暑い日、熱い部屋、スマホを酷使しているシーンなどに重宝しそうな冷却ファンでした。Amazonを見てみると、かなり多くの冷却ファンが売られています。

いろいろな種類がありますが、筆者的には、ペルチェ素子式は絶対必須の仕様だと思っています。あとはスマホへの装着のしやすさ、バッテリー駆動時間、冷却能力を確認しつつ、購入すると間違いない気がします。

(執筆者: クドウ秘境メシ)

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