【青森県青森市】いとうせいこう氏が企画！音楽・トーク・グルメが楽しめる「あさ虫温泉フェス」初開催

2025/05/15 19:30 ストレートプレス

あさ虫フェス実行委員会は、5月17日(土)・18日(日)に、クリエイターやDJ、ミュージシャンなど多彩なゲストが集結する「あさ虫温泉フェス」を、青森県の浅虫温泉で開催する。

「あさ虫温泉フェス」開催のきっかけ

“青森の奥座敷”や“東北の熱海”とも呼ばれ、世界的な板画家の棟方志功や作家の太宰治が愛した浅虫温泉は、「消しゴムハンコ」やコラムで注目を集めたナンシー関氏が眠る地でもある。

青森市出身のナンシー関氏(1962-2002年)は、1980～2000年代、独特の観察眼による「テレビ批評」とその挿絵に入れた著名人の似顔絵「消しゴム版画」で社会を批評し、コラムニストとしても注目を浴びた。遺した消し紙ゴムハンコは5,147点。著書も多数ある。

「あさ虫温泉フェス」の企画は、2024年10月に、クリエイターで作家、ラッパーのいとうせいこう氏が浅虫温泉の旅館「椿館」でのトークショーに出演したことに始まる。

自身が名付け親であり、見守り続けたナンシー関氏の菩提寺が浅虫温泉にあることを知ったいとう氏は、その際に墓参を果たした。

「椿館」は、棟方志功が何度も滞在して作品を多く残した宿。「版画」というキーワードと、海と山と温泉が揃うこの土地に、音楽やカルチャー、言葉を扱う多様な人が集まって賑やかなお祭りを開き、ナンシー関氏の追悼を兼ねられたら――。いとう氏のそんな思いに共感したDJナズ・クリス氏の協力が決まり、文化、音楽関係の人の輪が広がってフェスの開催が決定した。

プログラムを一部紹介

メイン会場「南部屋・海扇閣」では、いとうせいこう氏×みうらじゅん氏によるラジオ『ご歓談！』の公開収録や、スペシャルゲスト×いとうせいこう氏×町山広美氏によるトークイベント「ナンシー関を今こそ語る」、眉村ちあき氏のスペシャルLIVE、伊藤ゴロー氏×能町みね子氏の「全青森ツアー千秋楽」などが開催される。

サブ会場の「椿館」では、いとうせいこう氏がセレクトした「ナンシー関企画展」を開催。リアル消しゴムや作品作りに使った文房具、ナンシー関氏が使用していた眼鏡も展示される。翌朝は、ナンシー関氏が眠る菩提寺にて法要も開催される。

メイン会場「南部屋・海扇閣」とサブ会場の「椿館」のプログラムは有料となる。

また、サブ会場「クラブ浅虫(海の駅浅虫マリーナ)」では、海沿いのマリーナで、地元青森のDJ総勢11名が13:00～22:00に音楽を響かせる。トリを飾るのは、須永辰雄氏＆ナズ・クリス氏の夜ジャズだ。

さらに、サブ会場「あさ虫マルシェ特別バージョン(道の駅駐車場)」には40店の美味しい店が集合。鎌倉・東京の人気店がこの日のために浅虫へ。鎌倉からはスペシャリティコーヒーやスパイス料理店が出店、また地元からは、人気のブリュワリーが出店する。

サブ会場の「クラブ浅虫(海の駅浅虫マリーナ)」と「あさ虫マルシェ特別バージョン(道の駅駐車場)」は無料エリアとなっている。

「あさ虫温泉フェス」概要

「あさ虫温泉フェス」の開催場所は、浅虫温泉の「南部屋海扇閣」「椿館」「道の駅駐車場」「海の駅あさむしマリーナ」。

開催時間は、5月17日(土)が13:00～22:00、5月18日(日)が8:00～12:00。現在、有料プログラムチケット12,000円分がついた「南部屋海扇閣」の1泊朝食付きプランや、近隣の住民向けの宿泊なしの2daysチケットを販売している。詳細は、「あさ虫温泉フェス」HPで確認を。なお、イベントのネット配信は実施されない。

出演は、いとうせいこう氏、みうらじゅん氏、ナズ・クリス氏、眉村ちあき氏、町山広美氏、能町みね子氏、伊藤ゴロー氏、須永辰雄氏、會田茂一氏、宮下覚詮氏、Sonia氏、JINTOKU氏、NUU氏他。当日は驚きのスペシャルビッグゲストが登場するという。