夏野菜を育てよう!土づくりや簡単な栽培を紹介
夏野菜は自宅のベランダでも簡単に育つものも多く、栽培を楽しむ方が多いのではないでしょうか?たくさんの種類があり、何を育てるか悩みますよね。今回はおすすめしたい夏野菜や珍しい種類のほか、土づくりなどの栽培方法についても解説します!
夏野菜は春に植え付けして栽培をすること
夏野菜の栽培を始める前に
夏に収穫できる野菜は、春には種まき・植え付けを、完了させとくことが必須です。また種類も豊富ですが、まずは自宅や畑で育てられるものを選別していきましょう。
特に初心者の方は、育て方が簡単なオクラやキュウリ、枝豆などを選ぶよ良いかもしれませんね。また、夏の暑い日差しを少しでも和らげられるように、グリーンカーテンになるようなつる性の夏野菜を選ぶのもおすすめ。
夏野菜の栽培は土づくりから
立派な夏野菜を収穫するには、初段会である土づくりがとても重要。また土づくりを終えたあとにも、施肥は野菜栽培にとっても必要不可欠です。
土づくりがしっかりとできていないと、後々に生育不良や連作障害などが起きやすくなります。また、肥料も多くあげる必要になる場合もあるので、種まき、植え付け前がとても大事ということは忘れないでくださいね。
1.排水性が良く、保水性もあるような土→根腐れ・水切れ防止
2.通気性のあるフカフカの土→空気が通りやすく、根が呼吸しやすい
3.酸性度を調整した土→根の痛みや生育不良、病気にかかにくい
3つを意識して土づくりをすることが、立派な実を収穫できることにつながります。
とはいえ、鉢やプランター栽培の場合は、市販ですでに調合された培養土が売っているので、購入した方が簡単でおすすめですよ。
植物には、”窒素(N)””リン酸(P)””カリ(K)”の3つの栄養素が重要で、葉や茎、花や果実、根とそれぞれに必要な栄養素です。肥料を選ぶ際は、”5:6:3”の割合のものを選ぶと野菜や果物にとって生育が良いですよ。
畑で夏野菜の栽培を試みる場合は、以下の作業で土づくりをしてみましょう。
(1)苦土石灰をまいて酸性度を整える
種まき・植え付けの2週間前に苦土石灰をまいて土壌のpH度を調整します。そうすることで、酸性に偏ってしまった土壌を弱酸性(植物がよく育ちやすい)に傾き、生長がしやすい環境ができます。
(2)堆肥や元肥をまいて準備完了
苦土石灰をまいて1週間後(種まき・植え付けの1週間前)に、堆肥と元肥をまいて土を耕しましょう。このとき掘り返した土と同量の堆肥を混ぜ込むことがポイント。排水性、保水性が優れた土になります。
(3)殺虫剤を混ぜて防虫対策をするのもおすすめ
害虫からの被害を少なくするために、初めから殺虫剤を混ぜ込んで土づくりをすると効果があっておすすめ。できるだけ早いうちから対策することで、食べられずに済みます。
簡単な夏野菜を栽培して楽しく収穫しよう!
夏野菜にも栽培が難しいものや、初心者でもできるような簡単なものと、栽培難易度が広くあります。
夏ということもあって、炎天下で栽培を行うのはとても大変なことです。挑戦的な難しい栽培をして、実がならない、小さいなどのハプニングが起こってしまっては、苦労が無駄になることも。そうならないためには、自分でもできる種類を選ぶことが大事。
初心者でも栽培できる夏野菜は、手間がかからないもの、病害虫に強いもの選ぶと良いかもしれませんね。栽培が成功することで、作業が楽しくなり、「また次も挑戦してみよう!」という意欲にもつながりますよ。
手間のかかる挑戦的な野菜は、比較的実が大きくなるような野菜たち。スイカやピーマン、トマト、ナスなどがあり、栽培難易度は高くなるの初心者にはおすすめできません。しかし、小玉スイカやミニトマトなど、実が小さくても食べれるものであれば可能でしょう。
栽培が簡単なおすすめの夏野菜3選
どんな夏野菜を栽培するかは、まずはどこで育てるのかを決め、それから自分でも栽培ができるものを選んでみましょう。または時間のかからないすぐに収穫できるようなものを選択するのも良いかもしれませんね。
おすすめ1. オクラ|初心者でも栽培ができ、開花も楽しめる夏野菜
オクラの栽培は夏野菜の中でも非常に簡単。暑さにもとても強く、プランターでも育てられます。種まきから2ヶ月で開花し実をつけるので、丁度良い期間で栽培、開花を楽しめますよ。乾燥しすぎると、実が大きくなりにくいので、水切れは注意!
おすすめ2. エダマメ|栽培期間も短く、たくさん収穫できる夏野菜
エダマメは品種によって栽培期間が大きく違い、短いものから長いものまでとあります。その中でも期間の短い”早生”を選ぶことで栽培の難易度は易しくなり、初心者でも失敗せずに収穫ができますよ。
おすすめ3. ゴーヤ|ツルを伸ばしてグリーンカーテンもできる夏野菜
夏野菜といえば、つる性の野菜を使ってグリーンカーテンに仕立てるのがおすすめ。特にゴーヤは夏バテにも効果があり、夏対策には優れた野菜といえます。適切な摘芯を行うことで実は大きくなり、立派な日除けにもなりますよ。
珍しい夏野菜の栽培もチャレンジ!
スーパーではあまり見かけない珍し夏野菜も少し気になりますよね。ここでは、アメリカやイギリスなどの海外で見かける野菜を紹介します。自宅でも育てられものもあるでの、ぜひ栽培を楽しんでください。
1. ビーツ|オーブンでじっくり焼くと甘さは絶大!赤紫色の夏野菜
ビーツの旬は夏と冬。春に植え付けをすることで、夏野菜として収穫できます。また、プランターでも育てられるので、家庭菜園としてもおすすめ。深さ60cm以上の鉢を使い、株間を15cmあけて育てるとよいでしょう。
2. コールラビ|栽培はシンプル!キャベツとカブのような夏野菜
カブのような形をした西洋野菜で、生で食べることもできます。シャキシャキと歯応えがあり、甘みもあるのでシチューやパスタによく合いますよ。初夏に採れる夏野菜なので、3〜4月に種まきをしましょう。
3. トマティーヨ|見た目は緑のトマト!初心者でも育てられる夏野菜
トマティーヨは、メキシコでは一般的によく食べられている夏野菜。トマトに似た食用ホオズキで、酸味や辛味が効いてジャムやワカモレにするのがおすすめ。暖かい環境を好み、水切れに注意して栽培することがポイントです。
おわりに
夏野菜にはさまざまな種類がありますが、どんな野菜でも土づくりが大事。基本ができていることで、大きくて、鮮やかで、おいしいものができます。ぜひ土づくりも楽しんで、夏野菜の栽培を挑戦していてください。
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