宇宙から見た太陽と地球|かまゆみ【工作玉手箱】vol.3
季節のイベントを親子で知って、作って、 楽しめる、隔月連載コラム&工作レシピ。
今回のテーマは夏至にちなんだ工作!1年で一番、日が長くなる夏至。太陽が地球を照らす様子を工作しよう!
かまゆみ
アートクリエイター&子供絵画工作専門家。メディアの工作監修、制作、執筆の他、企業や教育現場などで講師を務める。
かまゆみアート研究所
宇宙から見た太陽と地球
用意するもの
・6Pチーズの空き箱
・紙粘土
・串2本
・アクリル絵の具(紺)
・水彩絵の具(青、緑)
・筆
・小さいライト(または懐中電灯)
・クラッシュホロ
・のり
・ハサミ
・きり
・カッター
・定規
・鉛筆
作り方
① 6pチーズの空き箱の表面全体に、アクリル絵の具で色を塗る。この部分が宇宙になるので、色は宇宙のイメージで選ぼう!
② ①を乾かしている間に地球を4個作る。白い軽量紙粘土に、青と緑の水彩絵の具を少量混ぜ、マーブル状になるようこねる。地球っぽい色合いになったら、手のひらでくるくる丸めておだんごにすれば、地球の出来上がり!
③ 串2本をハサミで半分の長さに切って4本にしたら、②で作った4つの地球に1本ずつ挿す。
④ 6Pチーズの空き箱に塗った絵の具が乾いたら、蓋のほうに部分的に接着剤を塗りその上からクラッシュホロをまぶして全体に広げ、宇宙にまたたく星をデコレーション。
⑤ 星をデコレーションしたら、箱のふちギリギリにキリで串を挿す穴を4箇所開ける。穴が対角線上になるように定規をあてて位置を確認しよう!
⑥ 6pチーズの空き箱の入れ物のほうの内側の中心部分に、太陽になるライトと電池を貼り付ける。貼り付ける前に、定規を使って中央を確認しておこう。
⑦ 6pチーズの空き箱の中心部分を確認する。箱に蓋をしたときに、入れ物のほうに貼り付けたライトが表に出るように穴の大きさを図って、カッターで丸く穴を開ける。
⑧ ⑤で開けた穴に地球を差し込む。このとき、4個の地球をそれぞれ、春、夏、秋、冬に見立て、分度器で測って太陽光の地球への入射角度を変えてみよう。(夏至約78度、冬至約31度、春分・秋分約55度)。ライトのスイッチを入れて太陽を光らせたら完成!
宇宙から見た太陽と地球
ライトの光があたっているところが「昼間」。地球に当たる面積が広ければ、「日が長くなる」ことをおうちで再現!
太陽と地球の位置の関係で、1年のうちで昼間の時間が一番長くなる、夏至。日本をはじめ、ヨーロッパや北欧など、同じ日に夏至を迎える北半球に位置する国々で、夏至祭が行われる特別な日でもあります。
子どもからの「どうして昼間の時間が長くなるの?」は「答えるのが難しい質問あるある」ではないでしょうか。そこで、今回は身近な材料で子どもと一緒に作れる「宇宙から見た太陽と地球」の工作をご紹介します!
4個の地球は春夏秋冬の季節を表現。昼間の長さ、そして気温の変化を豆電球で作る太陽の光が地球に当たる様子から知ることができます。お部屋を暗くして楽しんでくださいね。
作る前に太陽と地球の位置について、おさらいしておきましょう。まず、地球が1日に1回転の自転をしていることで、昼と夜がくること。地球は1年をかけて太陽の周りを1周する公転をしているから、季節によって昼の長さと気温が変わる、ということ。
この2つのポイントを知っておくと、「宇宙から見た太陽と地球」の工作の楽しみ方が広がります!
次回のかまゆみさんの連載はPacoma8月号(7月10日発行)掲載です。お楽しみに!
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