辞任から10日余り 赤坂アークヒルズで1人で散歩する森喜朗さんに偶然会いました 「森さんですか?」の問いに……
電撃辞任から約一週間後、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の前会長森喜朗(83)氏に筆者は遭遇した。2月20日14時50分頃、赤坂アークヒルズを歩く肩幅の広い老紳士。
上品な水色のジャケットを纏った老紳士は、おぼつかない足取りだった。白いマスクの外側に、スイカ柄のマスクを重ねて、同じ総理大臣経験者よりも入念なコロナ対策を感じた。
数年前に友人の披露宴でお会いしたことがあったので声をかけた。
参考記事:森喜朗会長の炎上謝罪会見 裏社会で「アレ」をやったら背筋が凍るという話|久田将義 | TABLO
―ー森さんでいらっしゃいますね。
「はい」
―ー大変ご無沙汰しております。○○さんの結婚披露宴で一度お話しさせて頂いたことがありました。
「そうでしたか」
―ー森さんの、ご発言の一部が切り取られて報じられた結果、とても残念な結果になってしまい、お見舞い申し上げます。お疲れ様でございました。
「どうもありがとうございます。そういうご時世ですからね」
―ー川淵さんを後任に選ばれたのは、素晴らしかったですが、密室人事等とバッシングされ、本当にご愁傷様でした。
「まあ、仕方ないですね」
寂しそうに語っいらっしゃいました。
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―ーところでスイカのマスク、オシャレですね。プレゼントか何かでしょうか。
「ええ、まあ。頂きました」
森喜朗氏の後任の会長として、当初、就任を要請された川淵三郎氏(84)が一時引き受ける意向を示したものの、透明性の確保が重要だという指摘を受け、後任には1992年アルベールビルオリンピック銅メダリストの橋本聖子前東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当大臣(56)が就任した。
同オリンピックの年に生まれ、同姓同名で注目された歌手の橋本聖子(28)にお会いする直前に、まさか森喜朗氏遭遇するとは。東京五輪・パラリンピック大会組織委員会発足の頃にエネルギッシュだった森喜朗氏とは、別人のように憔悴していた。
SPを付けられる立場でもなくなったから、一人で自宅から出かけることもあるだろう。いじめっ子の少年が、ラグビーで挫折をしながらも、成り上がって総理大臣を経て、東京五輪を牛耳って有終の美を飾る予定が狂ってしまった。失言はネットいじめを誘発することも多いので、時代錯誤では第一線で生き残れないということの生き証人になってしまったのかもしれない。(文◎安倍しんのすけ)
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TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。
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