横浜刑務所で102人のクラスター 陽性反応の服役囚からの手紙 「受刑者にはマスクもさせず……」

横浜刑務所で102人のクラスター 陽性反応の服役囚からの手紙 「受刑者にはマスクもさせず……」

「拝啓 お世話になります。お返事有難うございます。」から始まる、横浜刑務所服役囚からの手紙。横浜刑務所でクラスターが起きたのかは1月22日。その横浜刑務所で一体、何が起きているのでしょうか。本サイトでは服役囚からの手紙のやり取りから、刑務所内の問題点が垣間見えてきました。(文◎久田将義)

参考記事:迷惑系YouTuberたちへ あなたたちは裏社会の本当の怖さを知らない 生きて帰れただけで幸せ者|久田将義 | TABLO

「コロナ陽性でした。受刑者にも知る権利はあるはずです」

『久田さんも風邪にかかられたみたいですが大丈夫でしょうか? PCRが陰性で、私安心しました(註・僕が1月初旬にPCR検査を受けたので。陰性でした)残念ながら私は陽性反応が出てしまいましたが、それも全て(ほぼ90%近く)刑務所側に責任があると私は思います。

しかし、未知のウィルスというだけあって対処方(原文・ママ)は多種多様、選び尽くせない程あるので刑務所側も当初はロックダウンする事も出来ず、私達受刑者にいつも変わらない生活をさせる事しか出来ず、今回の様に市からクラスターと認定させられたのではないかと思います。今は全工場停止され私達全受刑者は休日扱いという刑務所のロックダウン状態が続いていますが、具体的にいつ頃までというのは告知されておらず私は少し困っている状態です。

私は2度目の検査でも陽性が出てしまい再度、隔離生活を強いられたのですが、その際告知職員(原文・ママ)に

「いつまで隔離されますか? また14日間ですか?」と訪ねた(原文・ママ)所「分からない」との1言で終わらされ、今次の検査日はいつかとの私には分からない事を気にしながら生活しています。毎日不安でしかありません。受刑者にも状況を知る蹴借りはあるので周知するべきだと思いますが、間違っているでしょうか?

私は全受刑者にそうするべきだと思います。幸い日記を付けているので、事柄を振り返って予想する事が出来るので良いのですが、私以外にも困っている人は絶対に居ると思います。これで次もまた陽性反応が出たらと考えると気が気じゃありません。

聖マリアンヌ医科大学が、コロナ禍の後遺症の対処法して精神科を含めて看ているとの新聞での記事を見ましたが、横浜刑務所もそれを導入するべきだと思います。不安に思う方、眠れなくなった方、精神的に不安定になったしまった方、今回のクラスターでそうなった受刑者は沢山いすると思います。ですので私は、横浜刑務所をそれを導入するべきだと思います。どう思われますでしょうか?

そう考えると、今回の横浜刑務所の危機管理の無さはとても大きな物だと私は思います。昨年の5月の緊急事態宣言発令前から、横浜刑務所職員だけマスク着用を徹底させ受刑者にはさせない。そして発令後にはマスクを着用させたましたが、それでは遅いとた私は思いました。その件について私は所長に対し、苦情(改善)を申し出たのですが、結果は「不適用」との事でした。その後も工場の担当職員に危機管理の甘さを警告したのですが、まともに取り扱ってくれませんでした。残念です。

その結果が102人というクラスターを生んだんです。横浜刑務所の所長には、それ相応の責任を是非取って頂きたく思います。例えれば記者会見を開いて、ローカルテレビでも良いので危機管理の甘さの謝罪と対応策の徹底を世間に伝えて頂きたいです。

私は、それくらいしてもらわないといけないと思います。102人という数字は国内のこういった施設では最悪な数字だと思います。私はこんな言う字を今まで見た事はありません。私の名前を伏せて、横浜刑務所の現状を知らせて頂けくださる事、凄く嬉しく思います。(以下略)」(文◎横浜刑務所受刑者A氏)

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TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。

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