トリモチの原料となる「モチノキ」は、縁起のいい木!

トリモチの原料となる「モチノキ」は、縁起のいい木!

トリモチの原料となる「モチノキ」は、とっても縁起の良い木ともされているのをご存知でしょうか?
モチノキはべたべたとくっつくトリモチの原料になるところから、「持つ」ことに対しての縁起物とされています。

特に家を持つことだったり、お金を持つことだったり、子を持つことだったり、とにもかくに持つという事に対してご利益があるとされています。
今回は、縁起物ともされる「モチノキ」とはどんな植物なのかをご紹介します。

モチノキとは

まずは、モチノキがどんな植物なのかをご紹介します。
実はトリモチ、縁起物としてだけでなく庭木としても古くから重宝されていたのです。

庭木として愛されるモチノキ

モチノキは日本や中国を原産とするモチノキ科モチノキ属の木です。
日本では関東地方以西に分布しており、約5m~15mほどまで育ちます。

日本でも古くから庭木として愛されてきました。
常緑樹で夏も冬も美しい緑に覆われていること、塩害にも強くて丈夫という特性があります。
これらの特徴から育てやすい木とされ、モッコク・モクセイと並んで「三大庭木」に数えられています!

モチノキは世界には約400種類もあるとされる植物で、クリスマスに見かける機会の多いセイヨウヒイラギもまた、モチノキの仲間なんですよ!

モチノキの花と実

モチノキはそれぞれ開花時期と結実時期があります。

開花時期は4月~5月とされており、黄色や薄緑色の花を咲かせます。
そして結実時期は10月~12月で、この時期になると赤色の実を実らせます。

モチノキから作られるトリモチとは?

モチノキという名前はモチノキの樹皮から作られるトリモチに由来するとされています。

そもそもトリモチとは、非常にねばねばした、ゴム状の粘着力が強い物質です。
古くから虫や鳥を捕まえる際に使われいたことから、トリモチと呼ばれるようになったとされます。

そんなトリモチの原料となるから、モチノキは「もちの木」と呼ばれているわけですね。

モチノキは縁起がいい木

モチノキはとても縁起が良い木としても知られています。
では、なぜモチノキは縁起が良いのでしょうか?

ここからはその理由についてご紹介します!

モチノキは運気が上がる?!

モチノキは「もち」という名前と、べたべたしていてくっつきやすいトリモチの性質から「家を持つ」財運や「お金を持つ」金運の縁起物とされます。
それだけでなく「子を持つ」という子孫繁栄といった縁起物とされています。
モチノキは古くから「持つ」こと増えることに関連した縁起物とされているのです。

特にオウゴンモチノキと呼ばれる種類は、黄色い葉をしている事から金運について大変縁起の良い植物とされています。

御神木としてのモチノキ

モチノキはその縁起物としてだけでなく、御神木としても重宝されています。
特に熊野系の神社では、ナギではなくモチノキを御神木としていることがあるようです。

モチノキを御神木としている神社としては、京都府の満足稲荷神社、静岡県の靜岡縣護國神社などがあります。
靜岡縣護國神社はもともと沼地だったため、植樹したものらしいのですが、御神木でもあるモチノキだけは元からこの地に自生していたものだそうです。

ちなみに、満足稲荷神社の御朱印にはモチノキが描かれたもののあるのだとか。

モチノキの漢字は非常に難しい!!

モチノキの「もち」は漢字表記にすることも可能です。
ただ、私たちがよく食べている「餅」ではないので注意しましょう!

漢字表記は「黐の木」

ではモチノキを漢字表記にするとどうなるのかというと「黐の木」となります。

パソコンなどで「もちのき」を変換すると出てくるのは「餅木」だけですが、実はモチノキと餅木は関係ありません。
ちなみに「黐」の字は、これ単独でトリモチの意味があります。

まとめ

モチノキはトリモチの原料となるところから名付けられた植物で、非常にねばねばしたトリモチを作るのに必要不可欠な木です。
そんなモチノキの性質から「持つ」にあやかって「家を持つ」「お金を持つ」「子を持つ」ことなど、運気アップの縁起物とされてきました。
縁起物としてだけでなく、神社の中にはこのトリモチを御神木として祀っていることもあります。


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