知らないと損!ガーデン家具の素材別お手入れ方法
室内で使用される家具に比べ、アウトドア専用の家具は過酷な環境に置かれています。強い紫外線、雨や雪、ほこり…そのままにしておくと、ガーデン家具はどんどん古びた見た目になるだけでなく、寿命が縮むことも必至。素材にあった適切なお手入れを行いましょう!
置きっぱなしでは傷みっぱなし!ガーデン家具のお手入れ方法
ガーデン家具と一口に言っても、天然木やプラスチック、アイアンなど、素材はいろいろ。お手入れ方法は、素材によって異なります。素材別の手入れ方法を理解して、ガーデンファニチャーを長持ちさせましょう!
ガーデン家具(ガーデンファニチャー)とは
ガーデン家具(ガーデンファニチャー)とは文字通り、庭やベランダなど戸外で用いるテーブルや椅子などの家具のこと。
庭に家具を置けば、アウトドアリビング風なリラックス空間や読書のコーナー、ホームパーティーの会場にと、様々に活用できます。
ガーデン家具は、強い日差しや風雨、ほこりなどに日常的にさらされているのが特徴。商品ごとに過酷な環境下で耐えられるよう、さまざまな処理・加工がなされており、耐用年数の目安があります。とはいえ、適切な手入れをしないと、家具の寿命が短くなることも少なくありません。
ガーデン家具の素材の特徴を理解して、こまめなお手入れを心がけましょう。
天然木
自然な木の風合いがナチュラルガーデンはもちろん、モダンな庭のフォーカルポイントにもなる天然木のガーデン家具。
室内で使う木の家具と同じく、日常的な手入れ法は「から拭き」です。しかし、汚れがひどい時、土汚れや手垢で汚れた場合はすぐに水拭きを。汚れが染み込まないうちに水拭きで汚れを落とし、その後にから拭きで仕上げます。
もし、木の表面に黒いシミが現れたら、木材内部のカビなどが原因かも。そのままにすると広がるばかりなので、すぐに手当てしましょう。シミの部分を目の細かいサンドペーパーで削り、浸透性塗料を塗って保護します。
またオイルステインで仕上げられた家具は、経年変化で変色してしまうもの。新品の時の色味をできるだけ保ちたいのならば、塗りなおしが必要です。
家具の表面をサンドペーパーなどで軽く削ってから、新たにオイルステインを塗ります。
プラスチック
プラスチックのガーデン家具の何よりの利点は、軽量であること。カラフルでスタイリッシュなアイテムも多く、個性的な庭の演出にピッタリ。
そのうえスタッキングできる商品も多く、使わないときの収納力にも優れています。
ガーデン家具の場合、耐久性の高いプラスチックを使用されていることが多いものの、経年劣化は起こります。紫外線や風雨、ほこりなどで劣化を進めないように、使わないときは物置など日差しや雨を避けられる場所に収納しておくと安心。
プラスチックのガーデン家具の普段のお手入れは、水拭きです。食品や手垢、土汚れがついてしまったら、薄めた中性洗剤で汚れを落として、水拭きしてください。
人工ラタン
ラタンとは、ヤシ科の「籐」のこと。つる性の植物で、つるを編んで家具を作ります。ラタンの原産地は東南アジアの熱帯雨林などのため、ラタンの家具は自然とアジアンな雰囲気を醸し出すのが特徴です。
しかし、ラタンをそのままガーデン家具にして戸外に置いておくと、変色や腐食の心配が。そこで、ラタンの風合いを生かした人工素材…ポリエチレンなどで作られたのが、人工ラタンのガーデン家具というわけです。
ラタンの編み込みを再現して、ほどよい弾力を有し、触り心地・座り心地がソフトなのが人気。ポリエチレン製の人工ラタンは、水や汚れをはじく性質なので、お手入れがラクです。
日常的なお手入れは、ほこり落としのための水拭きで十分。落ちにくい汚れが付いたときは、中性洗剤を薄めた水で雑巾がけの後、水拭きして。
アイアン製
スチール製のガーデン家具はどこかシックで、大人のガーデンシーンを演出するのにピッタリ。とはいえスチール製のガーデン家具は、雨ざらしにするとさびが心配です。
雨の後はもちろん、日常的にから拭きして小さな傷も見逃さないで。傷を見つけたらゴミや汚れを取り除いた後、早めに市販の塗料等を塗って手当てしましょう。また、さび予防の塗料を塗るのも効果的です。
汚れが目立ってきたら、うすめた中性洗剤で拭いた後、から拭きで仕上げて。
アルミ鋳物
アルミニウム鋳物のガーデン家具とは、アルミニウムを溶かして鋳型に流し込んで作られたもの。複雑な模様や形を作れることから、造形美が魅力的です。
アルミニウム鋳物は、表面を保護加工してあることが多く、割合メンテナンスがラクです。日常的なほこりや雨の対策には、から拭きを。著しい汚れを見つけたら、中性洗剤を薄めたもので落として、水拭きで洗剤をふき取ってください。
アルミ鋳物のガーデン家具は、スチール製に物よりもさびにくいものの、傷ができればそこからさびることも。傷を見つけたら汚れをふき取ってから、さび止め塗料を塗ってください。
おわりに
素材によって細かな対応法は異なりますが、共通するポイントは「放置せず、日常的に手入れする」こと。お気に入りのガーデン家具の寿命を減らさないよう、こまめにメンテナンスしてくださいね。
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