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ネット党首討論会(2012年11月29日)全文書き起こし(2/4) テーマ「TPP」

「TPP」をテーマとしたネット党首討論会の様子

 衆議院議員総選挙(2012年12月4日公示・16日投開票)に先駆けた11月29日夜、東京・六本木のニコファーレで主要政党の党首が集まった「ネット党首討論会」が開催された。

 登壇者は以下の通り(党名50音順)。

公明党・山口那津男 代表
国民新党・自見庄三郎 代表
社会民主党・福島瑞穂 党首
新党大地・鈴木宗男 代表
新党日本・田中康夫 代表
自民党・安倍晋三 総裁
日本未来の党・嘉田由紀子 代表
日本共産党・志位和夫 幹部会委員長
民主党・野田佳彦 代表
みんなの党・渡辺喜美 代表

 この記事では本討論会の内容のうち、「TPP」をテーマとした討論を全文書き起こして紹介する。(発言者敬称略)

・ネット党首討論会(2012年11月29日)全文書き起こし(1)
http://news.nicovideo.jp/watch/nw445357
・[ニコニコ生放送]ネット党首討​論会・テーマ「TPP」から視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv116879569?po=newsgetnews&ref=news#33:13
・主要政党の政策アンケート調査結果「TPPへの参加に賛成か・反対か」
http://info.nicovideo.jp/seisaku20121129/#question1

司会・角谷浩一(以下、角谷):では、当初のように最初に皆さんに提示したテーマ、こちらに行きます。「TPP(環太平洋パートナーシップ)への参加に賛成か、反対か」。各党から事前に頂いた答えは、このようになっています。

(各党代表と賛成か反対かの意見が、ニコファーレの画面に表示される)

角谷:こちらで色分けさせていただきました。賛成が赤、反対は青、そのほかは緑と色分けしているんですが、「これもちょっと説明が必要だよ」というのが各党いろいろとおありだと思います。というわけで、オープニングでも言った通り、運営コメントのリンク先で皆さんにはTPPに関する各党の考え、詳しく見ることができます。また、現在ニコニコ生放送を見ている方は、画面上のテロップでTPPに関する各党の考えは示してあります。そしてここから、より活発な議論をしていきたいというふうに思います。

 ここは順番ではなく、ドンドン皆さんとクロストークしていきたいと思います。その際のルールは最大1分間ということになっています。アンケートを基に賛成、反対というふうに分けていますけども、「そういうことじゃないだよ、こういうことなんだ」という解説もあるようでしたら、ご説明していただきたいと思います。

■民主党による「TPP」についての主張

角谷:このテーマの皮切りとして、まず私から民主党の野田代表にですね、伺いたいと思います。「TPP、日中韓FTA(自由貿易協定)、RCEP(東アジア地域包括的経済連携)、同時並行的に進め、政府が判断していく」ということですけども、TPP参加に反対する意見として、「農業、漁業、医療など、日本の産業の崩壊があるんではないか」という声もあります。この点もう少しわかるように説明していただければ、有難いと思います。1分間でお願いします。

民主党・野田:日本はAPEC(アジア太平洋経済協力)の加盟国です。APECは21の国と地域が入っています。このAPECの共通目標は、アジア太平洋地域に自由貿易圏を作るという、FTAAP(アジア太平洋自由貿易圏)を作るということなんです。

 アジア太平洋地域は間違いなくこれからの世界の成長エンジンになりますので、日本もその貿易、投資のルール作りに主体的に参加するべきだと私は思います。そのFTAAP実現の道筋が、1つは今11カ国が交渉参加しているTPP。それからこの間交渉開始を決めた日中韓FTA、さらにはASEAN(東南アジア諸国連合)も含んだRCEP。この3つの同時並行の動きがあります。我々は同時並行で進めていきたいと考えています。
 
 オバマ大統領とは、TPPについては交渉参加に向けての協議を加速するということで、合意を致しました。その際、国益を守り、守るべきは守る。それは農業、食の安全、国民皆保険です。こういうものを守りながら、最終的には協議を行った結果は政府が判断するということでございます。

角谷:ということは、加速していくというふうに、そのほかではなく賛成というふうなかたちで考えてよろしいですか?

民主党・野田:交渉に向けての協議は今やっています。その協議が大統領選挙などがあって、少し止まっておりました。改めてあちらも体制整備ができましたので、交渉に向けての協議を加速をするということで合意をしましたし、そうした課題を乗り越えることができるならば、それは交渉参加の道が開けると思います。

角谷:わかりました。

■日本共産党・みんなの党による「TPP」についての主張

角谷:では、皆さんそこに意見があれば。じゃあ、志位さんいきましょうか。

日本共産党・志位:今、総理がですね、守るべきものは守るとおっしゃいました。しかし、TPPというのは、2国間のFTAなどと違って「守るべきものは守れない」という仕掛けになっている。これは例外なき関税ゼロというのが大原則です。そしてこの原則はですね、去年11月の9カ国の参加国の会議で、TPPの対応が決まって、その中でも確認されております。

 最近、メキシコやカナダがTPP(交渉)に参加をしておりますけども、その時にはこの原則を丸呑みするのが条件になっているんです。ですから、TPPに参加しましたら、例外なき関税撤廃です。農業は壊滅します。非関税障壁も撤廃され、医療、雇用、そして食の安全も危険にさらされます。「守るべきものは守る」ということは、TPPではありえないと、私達はこれは絶対に許してはならない。絶対反対です。食料主権、経済主権を守ることが大切だと考えております。

角谷:渡辺さんいきましょう。

みんなの党・渡辺:みんなの党はTPP交渉参加賛成であります。民主党も自民党も腰が引けたような言い方をしておりますが、特に自民党は安倍政権になったら、TPP交渉参加するに決まってるんですね、それをなぜまやかしを言うのか。聖域なき関税撤廃には反対というのは(当たり前で)、どこの国だって自分のところの例外項目を潜り込ませるのが交渉なのであってですね、ぜひ安倍さんには真正面からこの問題、発言をしてほしいなと思うんですね。

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