JR中央線・快速停車24駅の家賃相場が安い駅ランキング 2020年版
「SUUMO住みたい街ランキング2020 関東版」の「住みたい沿線ランキング」で4位に入った、通称JR中央線。長野を通り愛知まで続く東西に長い中央本線のうち、東京都内は東京駅から高尾駅までの32駅。そのうち、「快速」が停車する24駅を今回は調査した。ワンルーム・1K・1DKの物件を対象にした、最新の家賃相場ランキングを発表! 人気路線沿いの街の特徴を紹介する。●JR中央線・快速停車24駅の家賃相場が安い駅ランキング
順位/駅名/家賃相場/駅の所在地
1位 西八王子 4.60万円(八王子市)
2位 高尾 4.85万円(八王子市)
3位 日野 5.50万円(野市)
4位 国立 5.60万円(国立市)
4位 西国分寺 5.60万円(国分寺市)
6位 八王子 6.10万円(八王子市)
6位 国分寺 6.10万円(国分寺市)
6位 東小金井 6.10万円(小金井市)
9位 武蔵小金井 6.30万円(小金井市)
9位 豊田 6.30万円(日野市)
11位 武蔵境 6.80万円(武蔵野市)
12位 立川 7.10万円(立川市)
13位 三鷹 7.30万円(三鷹市)
14位 西荻窪 7.50万円(杉並区)
15位 吉祥寺 7.60万円(武蔵野市)
15位 阿佐ヶ谷 7.60万円(杉並区)
17位 荻窪 7.80万円(杉並区)
17位 高円寺 7.80万円(杉並区)
19位 中野 8.10万円(中野区)
20位 東京 11.58万円(千代田区)
21位 神田 11.80万円(千代田区)
22位 御茶ノ水 11.90万円(千代田区)
23位 新宿 12.15万円(新宿区)
24位 四ツ谷 12.50万円(新宿区)
製造業が盛んでありながら自然も豊か、家庭を持っても住み続けたい街
ランキング1位と2位は、ともに八王子市に所在する西八王子駅と高尾駅。高尾駅は通勤特快、西八王子駅は中央特快も利用できる。八王子市は、人口約56万人。東京都の市部では最大で、同市を中心とする広域多摩地域は、工業出荷額がシリコンバレーの2倍といわれ、製造業が盛ん。大手企業の研究所や大学などの研究機関も多い一方、人気観光地の高尾山に知られるように自然が豊かに残る。また地盤の強固な地域でもある。付近に勤務するビジネスパーソンにとって豊かな環境は、家庭を持ってもそのまま住み続けたい場所ともいえそうだ。
高尾駅(写真/PIXTA)
6位の八王子駅は、そんな八王子市のターミナル駅。JR八高線や、神奈川県方面へ向かうJR横浜線・根岸線のほか、八王子駅から徒歩約5分のところには京王線の京王八王子駅があり、こちらも利用できる。
駅前は南口に直結する「八王子オーパ」などの商業施設が充実している。また駅に隣接した東京都立産業技術研究センター八王子支所跡地では、再開発が進行中。産業交流拠点が2021年に完成予定だ。街並みが美しくなるとともに、地域の企業の取り組みに身近に触れることで、自分の住む街への愛着が増すかもしれない。
始発設定で座って通える! 公私ともに充実の生活を
豊田駅北口(写真/PIXTA)
同率9位の豊田駅は、東京方面への始発になる列車がある。通勤や通学時の混雑する時間帯でも座って通うことができるのは大きな利点だろう。駅近くにはスターバックスやスポーツジムなども入っている商業施設「イオンモール多摩平の森」などがあり、日常の買い物にも便利だ。
駅が所在する日野市に本社をおくGEヘルスケア・ジャパンなど周辺には大きな企業も多い。一方で、多摩川などの自然も多く、落ち着いた雰囲気の街でもある。市と教育協会が運営する「ひの社会教育センター」では、子どもだけでなく大人も、そんな自然環境を存分に満喫できる野外体験活動なども行っている。公私ともに充実した生活を過ごせる地域なのかもしれない。
住みたい街ランキング常連がずらり。市民が温かみを感じられる街
13位以下は、「住みたい街ランキング」上位常連の街が並ぶ。その13位にランキングしている三鷹駅は、駅の南口は三鷹市、北口側は武蔵野市と自治体が異なっているユニークな立地。JR総武線や東京メトロ東西線も始発として乗り入れており、交通アクセスの良さは抜群。熱狂的ファンの多いスタジオジブリの「三鷹の森ジブリ美術館」が有名だ。
駅前の中央通りでは、夏の阿波おどりなどの大規模企画や、歩行者天国や手づくり品を売る「M-マルシェ」など、市民が温かみを感じることができるイベントが定期的に開かれている。一方、自然が豊かで街並みも閑静な雰囲気。周辺には、農業を営む人も多く、新鮮な野菜がお手ごろに手に入る直売所を見かけることも。暮らしにこだわる層にとっては、きっとその期待を裏切らない街だろう。
17位の高円寺は、特に若者からの人気も高い街。個性的な店構えや品ぞろえの古着屋の充実ぶりは有名だ。また、おしゃれな飲食店やライブハウスなどが非常に多く、デートや散策として遊びにくる街としても親しまれている。
高円寺純情商店街(写真/PIXTA)
そんな普段使いではない“尖った”お店が目立つと、住むのはいかがなものか、と思いがちだが、高円寺は昔ながらの情緒が残る商店街が充実した街でもある。戦前からある「高円寺純情商店街」や、南口から直結するアーケード街「パル商店街」、古着屋が並ぶ「ルック商店街」などのほかにも、ディープな店の連なりがあちこちにある。また、安売りの小売店やスーパーも充実しており、日常の買い物にはむしろお得、という面もある。
中央線沿線はいずれも個性的な街ぞろい。どこに住んでも楽しい日々を送れそうだが、だからこそ、自分が住居を決める際になにを重視しているのかが、より明確になりそうだ。自分が生活の上で求めているものが何か。中央線の駅にあてはめてみると、それが見つかるかもしれない。
●調査概要
【調査対象駅】SUUMOに掲載されている中央線沿線の快速停車駅(掲載物件が11件以上ある駅に限る)
【調査対象物件】駅徒歩15分以内、10平米以上~40平米未満、ワンルーム・1K・1DKの物件(住戸名寄せあり、定期借家を除く)
【データ抽出期間】2020/2~2020/4
【家賃の算出⽅法】上記期間でSUUMOに掲載された賃貸物件(アパート/マンション)の管理費を含む⽉額賃料から中央値を算出
※駅名および沿線名は、SUUMO物件検索サイトで使用する名称を記載しています 元画像url https://suumo.jp/journal/wp/wp-content/uploads/2020/07/173992_main.jpg 住まいに関するコラムをもっと読む SUUMOジャーナル
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