【試乗】ホンダ フリード+ クロスター│滑らかな走りと広々室内が魅力の1台
2列シート化で広い荷室を手に入れたモデル
5ナンバーサイズで3列シートというフリードのパッケージングは、日本の道路事情を考えるととても魅力的だ。
今回は、その中でも昨年10月のマイナーチェンジで登場した“フリード+ クロスター 4WD”を紹介したい。
そもそもフリード+は、ベースとなるフリードの3列目シートを取り除き、2列シート化された5人乗りモデル。フルフラットが可能なシートなどを搭載し、使い勝手を良くしたモデルである。そのモデルにクロスオーバー的な装備を施してアウトドアにもマッチした装いとなっている。
また、4WDであるから最低地上高もFFモデルよりも15㎜ほど高い。よりクロスオーバーらしさを高めている。
試乗前にドア部を開けて使い勝手も見てみる。驚いたのはリアゲートの開口部の広さである。そして荷室もとても広い。2列目シートを倒してフルフラットにすると、セミダブルベッドほどの面積がある。
しかも、パーティションで仕切られ、荷室が2段になっている。下部にも荷物をしっかりと収納できる仕組みにもなっているので、アウトドアシーンにはバッチリなパッケージングだ。造りもしっかりしていて頼もしい。
従来モデルより滑らかな走り。細かな変更がされている
では早速試乗してみよう。今回試乗するモデルは、1.5Lエンジンに30馬力弱のモーターが装着されている。2016年に登場したモデルなので、さすがに何か改良してあるに違いない。
3人乗車で走り出してみる。7速DCTもスムーズでギクシャク感がかなり改善されていて、以前よりもとても滑らかな印象だ。
ホンダのハイブリッドシステムは、内燃機関では補えないトルクの落ち込みを補正して、滑らで加速に対してレスポンス良く走らせるセッティングが特徴的だ。
その結果、燃料を消費が多い領域をモーターで補い、燃費と性能を向上させる。ミニバンタイプで人と荷物をたくさん積んだときはとても有効である。
タイトなカーブも素直にトレースできる。ただ軽いだけだった従来型のパワーステアリングの設定よりも、しっかりとした操作感だ。
サスペンションも扱いやすさを重点においたセッティングで、ダンピングは低速から細かく追従しソフトな印象が強い。
今回は比較的タイトな道を走ってみたが、5ナンバーサイズの車は日本の道路事情をとてもよく考えていると、フリードに乗っていると痛感する。
コンパクトで扱いやすく広くて快適。これが日本がつくった世界に通用するスタイルだ。
文/松本英雄、写真/尾形和美
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