たまごシールとわたし (note)

たまごシールとわたし

今回はひらい めぐみさんの『note』からご寄稿いただきました。

たまごシールとわたし (note)

長年家族以外のひとに隠していたことがあります。実は、わたし、20年間たまご(の上についている)シールを集めています。

小さいころは「これを言ったらみんなこぞって集めてしまうんじゃない?!」と危機感を抱いて内緒にしていました。

しかし、大人になって信頼するごく一部のひとに話してみるようになると、「あれ、意外とみんな集めないんじゃない…?」となり、思い切って記録を公開することにしました。

この話をするとときどき気持ち悪がられますが、最後までお付き合いいただけるとうれしいです。

たまごシールとの出会い

遡ること20年前。
当時小学2年生だったわたしは、女の子たちの間で流行っているシール交換がだいすきでした。
また、その頃放送を楽しみにしていたテレビ番組は「なんでも鑑定団」。

0がいっぱいついた金額に喜ぶお宝の持ち主を見ていると、なんだか自分まで嬉しい気持ちになって、ロマンがあるなあと思って観ていました。

そんなある日、冷蔵庫を開けると「お宝の原石」があることに気づきます。

「これシールだ!しかも日付入ってる…!!!」

きっとこのシールは友だちの誰も集めていない。しかも日付が入っているから、いつかプレミアがつくんじゃない?!!

そうしてたまごシールを集める長い旅がはじまりました。

2000年のシール。数字の並びがかっこいいので、2020年はもっとちゃんと集めたい。

いろんなたまごシール

「わたしも(俺も)集めてるよ!」というひとにまだ出会ったことがないので、たまごシールの奥深さについてお伝えしたい。ほんとにはまると沼です。

1.イセ食品のハート型シール
いちばんかわいかったイセ食品のたまごシール。賞味期限が入ってないですが、ハート型でめずらしいデザインだったのですきでした。
気づけば丸型に。

あるときからお客さまの声により賞味期限を印字するようになり、その変化のタイミングで形も変わったようです。

「お客様の声に応えました!」『イセ食品株式会社』
https://www.ise-egg.co.jp/story/koe.html

イセ食品では、ご意見から卵についているハートマークひとつひとつに賞味期限の日付を入れました。
ちなみに、賞味期限は、「生で美味しく食べられる期間」のこと。賞味期限経過後の卵を美味しく食べる際には、なるべく早めに十分に加熱してお召し上がりください。

 

2.オフィシャルでたまごシールを集めさせるキャンペーンをしているヨード卵・光。

昔(20年前)は日付がなかったのですが、今は印字されているよう。
たまごシールを集めても送らなくてはいけないので、手元に残したいわたしとしてはこのキャンペーンに参加したことがありません。

「応募方法」『ヨード卵・光』
https://www.yodoran.com/campaign/

3.キャラクターのたまごシール

存在を知ったときから欲しくてたまらないアンパンマンたまごのたまごシール。
たまごシールの面白さは、住むエリア(近隣のスーパー)によって扱うたまごが違うこと。
吉祥寺に住んでいたときは、ライフのたまごシールばかり集まってしまいました。

参照:ライブドアニュース
「JA全農、アンパンマンたまごで食育推進」『livedoor NEWS』
https://news.livedoor.com/article/image_detail/4375883/?img_id=809035

これはディズニーツムツムのたまごシール。
わたしがたまごシールを集めていることを知っている先輩に写真を見せたら「え、でも日付が入ってないけどいいの?」と言ってくれて笑いました。分かってくれている。かわいいのでオーケーです。

4.シンプルなデザイン
たまごシールには暖色(特に黄色)が多いのですが、青くて余計な情報がないスタイリッシュなものもあります。
青いやつ、めちゃくちゃかっこよくないですか?
心の中でたまごシール界のAppleと呼んでいます。

おまけ
ヤマト運輸さんのたまごのシール。
まったく別枠ですが、なんかめずらしいのでたまごシール帳に貼りました。

たまごシールの思い出

いざというときのたまごシール。最初に入った会社の最終面接のときも、先月入社した散歩社の面談のときも、ここぞというときはたまごシール帳を持ち歩いています。えらいひとに会って気弱になってしまうときは「いやでもこのひとよりたまごシールの数では勝ってる…」と思うようにしています。ふふふ。

そのほかの思い出を写真で振り返ります。

実家に帰ると、ときどき母が冷蔵庫に貼ってとっておいてくれているたまごシール。理解のある母です。

先ほどのディズニーツムツムの話で出てきた先輩が、誕生日にくれたたまごシール。なんと、賞味期限がわたしの誕生日の日付なんです。

これがどれくらいすごいかというと、たまごは本来賞味期限の2週間くらい前に店頭へ並ぶので、わざわざわたしの誕生日の2週間前から賞味期限をチェックしてくれたということなんです。嬉しすぎてちょっと泣きました。

ちなみに当時アパレルで働いていたので、お手製の洗濯テープをつけたハンカチももらい、これもとってもうれしかったです。

とうとう恋人のお父さんまでたまごシールを残してくださるようになりました。
見たことのないデザインだったので、地域によって色んな種類があるんだなとめちゃくちゃ興奮しました。

もっとたくさん集めたい

たまごシールの製造はおそらく昨今減少傾向にあり、賞味期限の表示が「殻に直接印字タイプ」と「なんかちっこい紙入ってるタイプ」に変わってきています。

たまごシールを集めるためにたまごを買うのではたまごに失礼なので、きちんと消費しつつ、いろんなたまごシールをもう少しハイペースで集めたいです。

20年前、夢だった「たまごシールを100枚集める」。

続けた甲斐あり、枚数は集まりましたが、たまごシールの旅は終わりません。

まだ地元と東京以外でたまごを買ったことがないので、これからはもっと色んなエリアのたまごシールをチェックしたいと思います。

こんなのあるよ!と教えていただけると、飛び上がるほどうれしいです。

みなさんもよかったら一緒に集めましょう!!

おしまい

 
執筆: この記事はひらい めぐみさんの『note』からご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2020年4月7日時点のものです。

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