ファミマからおでん鍋が消えた!? 一部店舗で“レンジおでん”導入開始
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1月14日、SNS上では「近所のファミマのおでん消えてた」といった報告が散見されています。おでんが消えたとは、一体どういうこのなのでしょうか!?
一部店舗でおでんの提供方法を切り替え
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ファミリーマートによると、1月14日より、注文を受けてから電子レンジで温めて提供するおでんの展開を開始したとのこと。
14日現在は、国内店舗数(2019年12月31日現在)1万6556店舗のうち、希望した約6000店舗で導入。鍋でおでんを作り注文ごとに販売していた従来の提供方法と併用する店舗、あるいは完全に切替えをおこなった店舗など、店舗によっておでんの提供方法が異なるそうです。
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レンジで温めて提供する新おでんは、「おでん4個入り」(税込み268円)と「おでん6個入り(税込み358円)」の2種類。4個入りは大根、ちくわ、こんにゃく、さつま揚がセットになっており、6個入りは昆布と竹の子がプラスされています。
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レジにて希望のおでんを注文すると、店員が専用の容器でレンジ加熱して提供してくれます。なお、加熱前のパックに入った状態で持ち帰ることはできません。
食品ロス削減、スタッフの負荷軽減が狙い
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客側からすると、おでんの種類が選べないうえに、「こだわり味付たまご」や「国産結び白滝」などレンジ加熱に向かない人気具材がラインアップから外されてしまっている今回の新おでん。
また、鍋おでんは地域によってテイストの異なるつゆを採用していましたが、新おでんはかつお出汁ベースの1種類のみで展開。パックにして加熱殺菌しているので、食感の違いも好みが分かれそうなところです。
ファミリーマートの担当者は、店舗によっては鍋おでんを完全に廃止してしまうことで「売上の減少は覚悟している」としたうえで、「従来のおでんは朝に仕込み、その日のうちに廃棄していました。賞味期限が長期化したパックのおでんを導入することで、食品ロスの削減、加盟店の利益とオペレーションの負担緩和につながると考えています」と、新おでん導入の背景を語っています。
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