初詣だけじゃもったいない!千葉県「成田山新勝寺」参りの楽しみ方を紹介

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千葉県にある成田山新勝寺。元旦から3日で約300万人が初詣に向かいます。

成田山参りではお参りだけでなく、普段できないことも経験できます。今回は成田山を満喫できるよう、成田山新勝寺の魅力をご紹介いたします。

成田山新勝寺

表参道で舌鼓を打つ

うなぎ屋さんで職人の技を見る

表参道には、たくさんのうなぎ屋さんが並んでいます。成田市の観光キャラクター「うなりくん」は、宇宙から来たうなぎなのだとか。

1910年創業の「川豊」では、職人さんが生きているうなぎを一匹30秒ほどでさばいている姿を見られます。つい足が止まってしまうでしょう。

米屋で一本1万円の羊かんを食べる

成田山新勝寺の表参道には、大きな和菓子屋さん「なごみの米屋總本店」があります。栗むし羊かんで有名なお店ですが、1本1万円で販売している羊かん「宵紫(よいむらさき)」を店内で食べるのもおすすめです。お店の中にある喫茶店「なごみ菓房」では羊かん一切れと抹茶をセットでいただけます。すっきりとしたクセのない上品な甘さで、海外から来た方にも好評のようです。

成田山公園を散歩する

公園を探検する

公園内には西洋庭園や滝、書道美術館などがありますが、おすすめは「浮御堂」です。
池の鯉が泳いでいるところが見られだけでなく、手を叩くと鯉が寄ってくるので写真を撮ったり、のんびり座ってくつろぐ人が多いようです。

四季の変化を楽しむ

成田山新勝寺の大本堂の奥には、成田山公園があります。園内は、東京ドームが約3個半入ってしまうくらいの大きさです。

梅が咲く2月中旬から3月中旬ごろには梅まつり、11月中旬ごろには紅葉まつりが開かれ、大勢の人が参加します。

桜、梅、藤、菊、もみじなど、季節ごとに異なる公園の表情を見に出かけてみてはいかがでしょうか。

成田山新勝寺で見られる歌舞伎

成田山新勝寺

市川團十郎の歴史を学ぶ

江戸時代、初代市川團十郎が跡継ぎを授かるよう成田山で祈願後、長男が生まれたそうです。
成田山公園の中にある「平和の大塔(へいわのだいとう)」は1984年に建立された塔で、歌舞伎俳優市川團十郎に関連した資料が展示されています。写経道場や御朱印の受付もありますし、2階には不動明王などが近くで見られます。

歌舞伎で見る成田

2020年は市川海老蔵が十三代目市川團十郎白猿、さらに息子の勸玄(かんげん)君が八代目の市川新之助を襲名することになりました。

市川家の屋号は「成田屋」です。襲名公演では多くの「成田屋!」という掛け声が会場で聞けるでしょう。掛け声のタイミングが難しいので「大向こう(おおむこう)」と呼ばれるベテランが、声をかけることが多いです。

5月から7月の歌舞伎座では襲名公演が行われるので、豪華な演目が見られるでしょう。成田山で市川家の歴史を見た後に歌舞伎を見れば、よりお芝居を楽しめそうです。

おわりに

これまで成田山に来たことがあっても、意外と成田山のことを知らない人は多いようです。最近は成田空港が近いこともあって、外国からのお客さんもたくさん訪れている成田山新勝寺。友人や家族を連れてぜひ、訪れてみてはいかがでしょうか。

大本山成田山新勝寺

所在地:〒286-0023 千葉県成田市成田1番地

成田山新勝寺ホームページ

写真:Wikipediaより

日本の文化と「今」をつなぐ – Japaaan

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