三浦しをんのベストセラー小説『舟を編む』映画化決定 主演に松田龍平&宮﨑あおい
「2012年本屋大賞」第1位に輝いた三浦しをん作『舟を編む』。2013年4月公開の映画化が決定し、主演を松田龍平と宮﨑あおいが務める事が明らかとなりました。
『舟を編む』は、『まほろ駅前多田便利軒』で第135回直木賞を受賞、今もっとも新刊が待ち望まれる作家のひとりである三浦しをんさんのベストセラー小説。人と人との思いをつなぐ“言葉”というものを整理し、意味を示し、最もふさわしい形で使えるようにするもの「辞書」をモチーフに、辞書という【舟】を編集する=【編む】、ある出版社の変わり者の寄せ集め編集部の物語です。
23万語におよぶ言葉の海に奮闘する変人編集部員・馬締光也(まじめ みつや)とその同僚たちの姿、そして、馬締が下宿の孫娘・林香具矢(はやし かぐや)に初めて感じたある思いをなんとか“言葉”にし、伝えようとするもどかしくも微笑ましいやりとりを描きます。誰かに思いを伝えたい、つながりたい。“言葉”という絆を得て、それぞれの人生が優しく編みあげられている作品です。
映画には、馬締光也を『まほろ駅前多田便利軒』に続き、2度目の三浦作品に挑む松田龍平さんと、映画『天地明察』の公開を控える宮﨑あおいさんがキャスティング。監督を、2010年『川の底からこんにちは』で第53回ブルーリボン賞監督賞を受賞、国内外から注目を集める若き俊英、石井裕也さんが務めます。
今回の映画化についてのみなさんのコメントは以下のとおり。
・松田龍平さんコメント
「辞書を作ることで、言葉と人と向き合って成長していく役が今から楽しみです」
・宮﨑あおいさんコメント
「初めての石井組ですが、2度目3度目のスタッフ・キャストの方が多いので、とても楽しみにしています。石井監督のもとで香具矢という大人の女性をきちんと生きることが出来るように頑張ります」
・三浦しをんさんコメント
「信頼のおけるスタッフ・キャストのかたに『舟を編む』を映画化していただけることになり、とてもうれしいです。辞書の世界がどう映像化されるのか、楽しみにしております」
・石井裕也監督コメント
「十五年の歳月をかけて二十数万語が収録された一冊の辞書を作り上げる。小説を読んで、この途方もない作業に敢然と立ち向かっていく人間達の姿に感動しました。一つの仕事をやり遂げるために人生を賭けるとはどういうことなのか。答えは永久に見つからないかもしれませんが、悩みながら、考えながら、映画を作っていこうと思っています。
素晴らしいキャストとベテランのスタッフの方々が集まり少し緊張していますが、同い年の松田龍平さんと共に闘えるのはとても心強く、また楽しみでもあります。登場人物達の静かなる情熱がスクリーンから滲み出るような、そんな映画を作りたいと思います」
映画『舟を編む』は7月下旬クランクイン、9月上旬クランクアップ予定。2013年4月13日(土)丸の内ピカデリーほか全国ロードショーすることが決定しています。
映画『舟を編む』
http://fune-wo-amu.asmik-ace.co.jp
(C)2013「舟を編む」製作委員会
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