発想支援クラウドサービス「AIブレストパーク」で創造力を強化せよ
「いい企画を出せ」と言うのは簡単だけれど、実際に良いアイデアを次々と生み出すというのは至難の業。仕事の場において、「振り絞っても振り絞っても何も出てこない……」という”思いつかない地獄”に陥ったことがある人は少なくないはず。
そんな皆さんにおすすめしたいのが、人間の創造力を強化するために開発された発想支援クラウドサービス「AIブレストスパーク」。誰もが簡単にプロの発想法を再現できるというもので、これには放送作家の鈴木おさむさんも「企画力60点の人が、確実に90点以上になるAIマシン」と絶賛するほど。そして、この「AIブレストパーク」のフル活用法を解説した一冊が、本書『AIで楽しく発想強化する本 AIブレストスパーク フル活用のための55のコツ』となります。
とはいえ、「発想支援クラウドサービス」と聞いても、具体的にどのようなものなのかピンと来ない人も多いことでしょう。これは総合ITサービス企業であるTIS株式会社が広告会社・博報堂と共同開発したシステムで、これまで博報堂のクリエイターたちが長年の経験から磨き上げてきたブレスト技術や発想ノウハウをきめ細かく機能化したAIマシンなんです。
ここで本書から使い方を見てみましょう。まずネットで「AIブレストスパーク」にログイン。たとえば「ビール」についてのアイデアが欲しい場合は、検索バーに「ビール」と入力すると、「ブレスト画面」が出てきます。画面左半分を占める「ひらめきマップ」では、ビールを中心とした関連語を大量に表示。「メニュー」「グラスの選び方」「クラフトビール」といったように、ビールを取り巻く市場や生活者に関する情報、ヒントを俯瞰できます。最初に脳内を気になるコトバや関連したコトバで充満させる……これはひらめきの大きな土台となりそうです。
また、画面右半分の「ブレストアイデア」では意外なコトバ同士を接着。「ワード生成」では「活性化ビール」「会いに行けるビール」「携帯ビール」「定額ビール」など、「フレーズ生成」では「ビールは、アーティストです」「彼氏はビールだ」「ビールにぶっちゃけトーク?」など、新しいワードとフレーズを組み合わせて100個ずつ表示してくれるなどの機能となっています。
そして、自分の頭だけで考えるのに限界を感じたら……「他人アタマで考える」なんて機能も! これは「作詞家アタマ」や「ビジネスアタマ」「主婦アタマ」といった”他人の頭”の中にある情報やボキャブラリーからひらめきマップを描いてくれるのだとか。たとえば「作詞家アタマ」を選んでみると、J-POPやアニソン、演歌などの膨大な歌詞から関連語を表示してくれるため、マップに出てくるコトバやフレーズも「ビール―飲む―底―ごめん」「ビール―飲む―美味しさ―あわの向こう」といった具合に。これは今後さらに進化していく予定の機能だそうで、学者や芸人、こども、オタク……など、どんなジャンルの”他人アタマ”が増えていくか乞うご期待といったところです。
「これからは、AIのブーストつきで考える時代」というのは本書の帯にある言葉。AIマシンの助けを借りてみたら、これまでの自分の常識や限界をサクッと飛び越えられる……なんてこともありえるかも!? 「AIブレストスパーク」の利用には月々の料金がかかりますが、無料体験版も用意されているので、興味を持った方はまずこちらで試してみてはいかがでしょうか。その際には、ぜひ本書をガイドブックとしてそばに置いてくださいね。
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