ラーメン、タレかつ丼…新潟通が教える、新潟駅周辺の絶品グルメ

ラーメン、タレかつ丼…新潟通が教える、新潟駅周辺の絶品グルメ

新潟県内の美味しいラーメンを求めさまよう、新潟ラーメン.comです。
今回は、新潟出身の筆者が新潟県外に住む方に向け、新潟駅周辺のおすすめグルメと、列車好きな方におすすめの施設、さらにその施設近辺のおすすめ店をご紹介。新潟グルメの魅力にせまっていきたいと思います。

新潟駅南口

JR東京駅からJR新潟駅までは、上越新幹線に乗車し約2時間で到着します。
新潟駅構内やその周辺には、新潟でしか食べられない各種ご当地グルメがたくさんあります。

 

東横 駅南店

割りスープで薄めて食べる濃厚味噌!?

最初の目的地は、新潟駅南口から徒歩約10分のところにあるラーメン店「東横 駅南店」です。

東横 駅南店

新潟市に古くから根付く「濃厚味噌ラーメン」を提供しています。味噌ラーメンというと、どこでも提供していそうなイメージがあるかと思いますが、東横の「特製野菜みそラーメン(980円税込)」は、普通の味噌ラーメンとは一線を画しています。
味噌ラーメン

特製野菜みそラーメン

こちらのお店の味噌ラーメンは、写真左上に写る「割りスープ」がついてきます。なぜ割りスープがついてくるのかというと、そのまま食べるにはしょっぱ過ぎるほど濃い味噌あじだからです。

その濃い味噌スープに、割りスープを入れて好みの濃さに調節して食べるというスタイル。麺はそんなインパクト抜群なスープに負けない極太麺で、ガッシリとした食感はパンチ力抜群です! ちなみにオプションを「野菜」にすると、モヤシとキャベツが増量、「特製」にすると、大きな肩ロース肉がのり、いわゆる「チャーシューメン」となります。ガッツリお腹いっぱい食べたい人におすすめです。

政家 新潟駅南店

新潟名物タレかつ丼

麺類の後は、ご飯物が食べたくなりますよね。続いては、新潟名物を提供するお店に訪問してみたいと思います。
「東横 駅南店」からだと徒歩約3分、新潟駅南口から徒歩約8分のところにある「政家(まつりや) 新潟駅南店」です。

政家 新潟駅南店

こちらは、新潟市中央区の沼垂エリアにある昭和40年創業の老舗店「とんかつ政ちゃん」の系列店です。新潟駅南口から徒歩圏内にあるので、県外から訪れる方にも利用しやすくなっています。

政家が提供する新潟ならではのご当地B級グルメがこちら、「特製2段盛かつ丼(1,458円税込)」。

特製2段盛かつ丼 フタが閉まらない程のボリューム 特製2段盛かつ丼

2段重ねのタレかつ丼

新潟のご当地B級グルメ「タレかつ丼」とは、カラリと揚げたかつを甘辛の醤油ダレにくぐらせご飯にのせたかつ丼です。一般的に「かつ丼」というと、玉子とじのものが多いかと思いますが、新潟市ではこのタレかつ丼がスタンダードなかつ丼なのです。

「特製2段盛かつ丼」は、ご飯の上にかつがのり、更にその上にご飯が盛られ、さらにかつがのるといった「ご飯+かつ+ご飯+かつ」仕様の、まさに「2段」になったかつ丼です。
それゆえ、フタが閉まらない程のボリュームとなっています。

三吉屋 駅南けやき通り店

新潟駅南で食べられる「あっさりラーメン」

次は、夕食またはお酒を楽しんだ後のシメの一杯におすすめのお店を紹介します。新潟駅南口から徒歩4分。
三吉屋 駅南けやき通り店

新潟駅南で夜のシメにおすすめ

新潟市中央区の古町エリアで古くから多くの人に親しまれてきた老舗店「三吉屋」の味が新潟駅周辺で食べられるということで人気のお店、「三吉屋 駅南けやき通り店」です。

提供しているのは「中華そば(普通)(600円税込)」です。
中華そば(普通)

新潟ならではのあっさりラーメン

「あっさりラーメン」というネーミングから、サラリとした比較的薄めのスープを思い浮かべる方も多いかと思いますが、こちらのスープは、あっさりしてはいるものの、豚骨や醤油ダレの旨味がぎっしりと詰まり、飲み応え抜群な仕上がりとなっています。

そんな旨味たっぷりのスープにぴったりと合う極細麺の食感も絶妙です。その麺の細さやあっさりながらも深みある飲み応えのあるスープの味もあってか、2軒目、3軒目に訪れた場合でも、美味しくいただけてしまいます。
餃子

食べ応え満点の餃子

ラーメンだけでなく、餃子(550円税込)もおすすめ。もっちりとした皮に具材がたっぷりと詰まったこちらの餃子は、ビールのおつまみとしても最適です。

新潟の夜を楽しんだ後は、「三吉屋 けやき通り店」で極上のシメの一杯の魅力を存分に堪能しましょう!

初日は新潟駅周辺で楽しみ、駅近辺のホテルで宿泊します。

新津駅

鉄道の街新津へ!

2日目は、新潟駅からJR信越本線で約20分のJR新津(にいつ)駅まで移動します。

新津は、JR信越本線、JR羽越本線、JR磐越西線が乗り入れる列車の要地で、古くから関係機関が設置され多くの人々が鉄道に携わってきたことから「鉄道の街」と呼ばれています。

そんな鉄道の街・新津の魅力を存分に伝える施設を見学してみたいと思います。
JR信越本線

JR信越本線(長岡行)

新津駅

新津駅

新津鉄道資料館

新潟市新津鉄道資料館

新津駅東口より新潟交通観光のSK1 京ヶ瀬営業所行きバスにのり、乗車約5分の 新津工業高校前バス停で下車し、徒歩約2分のところにある新津鉄道資料館へ。

鉄道の歴史や近代の技術までを知ることができます。当時を物語る貴重なアイテムや引退した車両などを生で見て、鉄道の魅力を存分に体験しましょう!

屋外展示スペースの車両

E4系新幹線先頭車両、国鉄115系近郊形直流電車、GA-100形式新幹線確認車、国鉄DD14 形式液体式ディーゼル機関車332号機、国鉄485系特急形交直両用電車先頭車両といった車両を実際に見ることができます。第四日曜日には、車両の中を開放しているとのことで、この日は、国鉄115系近郊形直流電車の中を見学させてもらいました。

※編集部注:解放される車両は、その日によって異なります。

国鉄115系近郊形直流電車の車内

国鉄115系近郊形直流電車は、1963年から製造がはじまり、新潟では1976年から配置が開始されました。通勤や通学など、多くの人々の生活の足として、活躍してきた車両です。

屋内の展示スペース

展示スペース

歴史を感じさせるアイテム満載!

屋内の展示スペースでは、当時使用されていた時刻表や機関士の鞄、きっぷ自動販売機など、歴史を感じさせる数々の品が揃っています。また、蒸気機関車、ディーゼル機関車、電気機関車、電車、新幹線などが走る仕組みを解説するコーナーもあり、各種パーツの展示や役割の説明など、より深く鉄道を学ぶことができます。

パンタグラフの操作を体験

パンタグラフ

列車が電力を得るための集電装置「パンタグラフ」が実際に動くところを見ることもでき、座席に座りボタンを押すと、パンタグラフが上下します。単に展示物を見るだけでなく、自分で操作し、動くところを見ることができるのは嬉しいですね。

C57形式蒸気機関車19号機

蒸気機関車

蒸気機関車の中にも入れる!

屋内の展示スペースの奥の出口を抜けると、新幹線と蒸気機関車が展示されています。かつて新津の地で活躍した蒸気機関車は迫力満点です! 運転室に入ることもできるので、ボイラーや石炭の搭載スペースなどを見ることができます。

この他にもさまざまなものを展示しているので、時間の許す限り鉄道の魅力を味わいましょう。

新津駅

大将ラーメン

新津鉄道資料館を見学した後は、 新潟交通観光のバスに乗り、再び新津駅へ戻ります。

せっかくなので、新津駅近くで食べられるおすすめラーメンをいただくこととしましょうか。
訪れたお店は大将ラーメン。新津駅から徒歩約5分。

大将ラーメン

インパクト抜群な一杯が「大将スタミナ野菜みそ(1,100円税込)」です。
大将スタミナ野菜みそ

鶏の唐揚げがのった大将スタミナ野菜みそ

野菜たっぷりの味噌ラーメンの上には、なんと唐揚げがのっています! 唐揚げは、スープにつからないように網にのっており、最後までカリカリとした食感が保たれます。ちなみに、約50年前に特注したものを今も変わらず使っているのだとか。

炒め野菜には、豚肉、モヤシ、ニンジン、そして、白菜が使われています。キャベツではなく白菜が使われているため、スープも含め、あっさりした味わいです。

炒め野菜と唐揚げのボリューム感を楽しみつつも、最後まで美味しくいただくことができます。

老舗店で唐揚げのインパクト大のラーメンを是非お試し下さい!

新潟駅

新潟名物「笹団子」

JR信越本線に乗り約20分、新潟駅へと戻ります。東京へ帰る前に新潟ならではのお土産を購入しましょう!

訪れたのは新潟駅「CoCoLo本館」内のお店「田中屋本店」です。

田中屋本店

こちらのお店では、大福、どら焼といった和菓子の他に、新潟産コシヒカリを使用したおにぎりなどを販売しています。お土産として、また、新幹線内で食べる食事として購入していく人も多く、時間帯次第では行列ができることもあるそうです。

今回ご紹介するのは「笹だんご5個入り(864円税込)」です。

笹だんご5個入り

笹団子は新潟名物として古くから新潟の人々に愛されてきた品です。その歴史は古く、笹に殺菌効果があることから、戦国時代には保存食として用いられていたという説もあり、昔は惣菜が入っていたとのこと。

では、そんな笹団子をいただいてみましょう!

笹団子

笹にくるまれ縛られているので、紐をほどいて笹をバナナの皮のように剥ぐと、中にはあんこの詰まったよもぎ団子が入っています。弾力感ある食感とあんこの程よい甘さが絶妙です。

ちなみに、団子の中身は、代表的な「つぶあん」だけでなく、「こしあん」「きんぴら」「あらめ」「茶豆餡」といったバージョンもあります。昔は、家庭内で作られる郷土料理であり、各種総菜を入れるのが主流だったとのことです。古き良き新潟の歴史を感じる意味も込め、「きんぴら」を合わせて購入してみるのも面白いかもしれませんね。

米どころの新潟という土地が生んだ名物「笹団子」。新潟土産として最適な一品です。また、お土産として買うだけでなく、少し多めに購入し、帰りの新幹線の中で楽しむのもおすすめ。旅の最後に田中屋本店を訪れ、新潟の味を堪能してみて下さい!

東京駅

掲載情報は2019年10月24日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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びゅうたび

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