【日曜版】1400日カレーを食べ続けた男と芸人が作る100点のカレー

バターチキンカリー

東京カリ~番長と名乗る男たちがいる。リーダーである伊東は、ドクターストップがかかるまで1400日間、毎日カレーを食べ続けた男である。カレーの食べすぎで入院した伊東は、カレーを食べないことを心に誓うが、ものの1か月でカレーの魅力に引き戻され、カレーを食べてしまったという経歴を持つアラフォー肉食系男子である。

そんな伊東とお笑い芸人たちが腕を揮い、スパイスを調合し、炒め、100点のカレーと言える味を作り上げたカレーが食べられる店が六本木に存在する。オーナーによって召集されたカレーとお笑いに命をかけるお笑い芸人たちが、自分たちにとって納得のいく味を追求したのだ。そこに伊東の力が加わったら、美味しくないわけがない。

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カレーという食べ物には、いわゆる日本の食卓に出る家庭的なカレーから、スープカレー、ドライカレー、欧風カレー、タイカレー、インドカレーまで、さまざまな種類がある。ビーフやポーク、チキン、シーフード、ベジタブル、そして豆など、基本となる味が分かれており、さらにスパイスの調合によって風味が変化するという、無限ともいえるバリエーションを持つ料理である。

そんな “無限のカレー” のなかから伊東とお笑い芸人たちが選んだのは、チキンをベースにトマトソースで酸味を加えて、スパイスの風味を引き立たせるという北インド風の “バターチキンカリー” だった。味を追求する技術と根性で作り上げた “バターチキンカリー” を出す店が、六本木のミッドタウンから徒歩2分という好立地にある『マジックカリー』である。

マジックカリー

スパイスのレシピは “伊東とお笑い芸人たちの頭の中” にだけあるというが、自然素材であるスパイスは時間によって風味が変化してしまうため、まったく同じルーを作ることはほとんど不可能。そのため、同じ風味を出すために季節や湿度や温度によって配分を変えているという。

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家で煮込んだ鶏肉は繊維のボソボソとした感触が気になってしまうことがあるが、 “バターチキンカリー” に入っているチキンは、女性でも食べられるように細かく裂いてあり、スプーンで肉片を割ったりする手間をかける必要はない。カレーを口に入れると、スパイスの風味が広がるが、辛さよりもバターの甘みや肉の旨みなど、さまざまな味が感じられる。後味にはトマトの酸味が出てくるので、さっぱりとした食感で、思った以上にスプーンの進みが早くなる。

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また、食後には口直しのコーヒーが出されるのだが、カレーを食べた満足感を増幅させる一杯となる。一品で勝負をする店ならではの細かい心遣いと言えるかもしれない。とはいえ、2009年の4月から「バターチキンカリー」1本で勝負をしてきた『マジックカリー』ではあるが、新たな味を求めて新作ポークカレーを開発中だそうだ。

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試作品なので、本番とは違うものになるかもしれないと言われたが、一般的なポークカレーではありながらもスプーンを口に運ぶと鼻腔に広がるスパイスの香りが、チェーン店のカレー屋では味わえない、専門店のプライドを感じさせてくれた。さっぱりした風味の「バターチキンカリー」、そして体育会系の男子に合いそうな濃厚な風味の「ポークカレー」、あなたはどちらを食べる?

<店舗情報>
店舗: マジックカリー
住所: 東京都 港区六本木7-3-19 バルミー六本木1階
最寄駅: 六本木駅より4分 乃木坂駅より3分
営業時間: 11:30 ? 20:00(ラストオーダー 19:30)
定休日: 日曜、祝日、年末年始
電話: 03-3746-2332
http://magic-curry.com/
 

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ひろゆき

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