ケイティ・ペリーが「ダーク・ホース」盗作裁判で敗訴、無名ラッパーに約2.9億円の支払いが命じられる
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ケイティ・ペリーの楽曲「ダーク・ホース」が盗作だと訴えられていた裁判で、陪審員が著作権侵害に当たると判断し、ケイティと共同制作者たちに278万ドル(約2.9億円)の支払いを命じる評決を2019年8月1日に出した。
ケイティの2013年のヒット曲「ダーク・ホース」が、ラッパーのフレイムことマーカス・グレイほか2名が制作した2009年の「ジョイフル・ノイズ」に類似していると判断された。ほぼ無名のクリスチャン・ラッパーだったグレイが5年前に起こした訴訟には、何度も意義が申し立てられたがこれを乗り越え、ケイティほか5名の有力な「ダーク・ホース」制作者側についた一流弁護団を相手取った裁判で予想外の勝訴をもぎ取った形だ。
裁判の第一段階終了間際の7月29日、「ダーク・ホース」に関わった全ての制作者に「ジョイフル・ノイズ」から盗作した責任があると陪審員が判断し、驚きが広がった。もともとインストゥルメンタル・トラックの一部だけが問題視されていたからだ。作詞に関わっただけのケイティや、ラップ・ブレイクを担当しただけのジューシー・Jにも責任が及んだ。
「ダーク・ホース」のソングライターたちは、グレイと共同制作者2名に訴えられるまで、彼のことも「ジョイフル・ノイズ」のことを聞いたことがなかったと全員が証言した。ところがグレイと彼の弁護団は、ケイティ側の制作者たちが「ジョイフル・ノイズ」を聴く機会が十分にあったということを証明するだけでよかった。
ケイティとソングライターたちは「ダーク・ホース」から1,000万ドル(約10.7億円)、キャピトル・レコードは3,100万ドル(約33億円)の営業利益を得ていたとみられる。ケイティ自身には55万ドル(約5,900万円)の支払いが命じられ、大部分はキャピトル・レコードが責任を負っている。グレイの勝訴は、著名なポップ・スターに無名アーティストが勝利したまれなケースと言える。
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