おしゃれさアップ!ガーデニングのヒント集
住宅地とは思えないほど、庭を華やかにデザインしている遠藤さん。素敵な庭にするためのアイデアをご紹介します。
遠藤昭
ガーデンプロデューサー。サラリーマン時代、家族とともに赴任したオーストラリアでガーデニングに開眼。帰国後は自宅の庭づくりに注力し、さまざまなガーデンコンテストで受賞。定年後、2010年日本ガーデンデザイン専門学校造園ビジネス科修了。2011年英国王立園芸協会コンテナガーデンマスター認定。プロガーデナーとして活動し、川崎市緑化センターでの園芸相談、各種ガーデニング講習会など、自らの経験をもとにガーデンニングの楽しさを教えている。
遠藤昭さんのHP
海外のガーデンライフに憧れて四季を楽しむデザインに
仕事で駐在したオーストラリアでガーデニング文化に影響を受けた遠藤昭さん。
「ユーカリをシンボルツリーにして、大型のシダ、ブラシノキなどのオージープランツを庭 の見どころにしました」(遠藤さん)
レモンやベリー類など、収穫を楽しめる果樹を地植えにしつつ、季節ごとの一年草や球根などは鉢植えを利用しています。
そのメリットは、開花期は庭の中心に、枯れたら目立たない場所に移動できること。
「一年草は処分し、球根植物はそのまま来年用に球根を育てます。庭だから全部地植えが いいというわけではないと思います」(遠藤さん)
園路はレンガに異素材を組み合わせたり、 突き当りにガーデンファニチャーを置き、遊び心も満載。各箇に参考にしたくなる庭づくりのヒントがあふれています。
【庭づくりのPoint】
テーマを決めて植物をセレクト
高さの違う植物で空間構成を
鉢物を利用して季節感を
園路はユーカリの枝がアクセント
「園路はレンガの色に濃淡をつけ、剪定したユーカリの枝を敷いてアクセントに」(遠藤さん)
季節に合わせ変化をもたせ、飽きがこない工夫をしています。
鉢植えで高低差のある配置をして
植栽の基本は「高・中・低」3段階の構成。
「このバランスを取るのにも鉢植えは手軽。大きさや素材など、花に合わせて選んで」(遠藤さん)
【Point】果樹をシンボルツリーに
レモンの中でもリスボン系は関東地方などの暖地栽培では、冬越しが可能。
黄色い果実が鈴なりの庭は、また違った趣に変化します。
「手間いらずでよく実ります。果樹栽培が初めての方にも向いていると思い ます。自宅で国産の無農薬レモンを作ることもできますよ」(遠藤さん)
いかがでしたか?
ぜひ庭づくりの参考にしてみてくださいね。
「Pacoma」はホームセンター系のフリーペーパーに出自を持つ、「暮らしの冒険」がテーマのライフスタイル系Webマガジン。ノウハウ記事からタレントの取材記事まで「暮らしを楽しむためのアイデア」をテーマに日々発信しています。
ウェブサイト: http://pacoma.jp/
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