画面のアスペクト比が21:9のシネスコスマホを愛してしまった私

ディスプレイのアスペクト比が 21:9 の俗に “シネスコスマホ”が今年に入って続々と登場しています。
私もその一つである Xperia 10 を実際に使っているのですが、これがまた、画面がとても見やすいのに持ちやすくて、シネスコスマホを愛してしまいました。
21:9 のシネスコスマホが市販されたのは何も最近のことではありません。
遡ること約 8 年前の 2011 年に Acer から発売された「Liquid Smart」が Android スマホとしては最初のシネスコスマホになります。
しかし、当時はスマホの開発技術が全く成熟しておらず、当時の感覚だと、デザイン的に 21:9 はミスマッチで、OS の対応も全く進んでおらず実用性に欠ける、というのが大方の見方でした。
それ故、当時、Liquid Smart はギーク層のごく一部ですら流行らず、完全に不発に終わったと言えます。
ところが Xperia 10 を使っていて、最近のシネスコスマホというのは、若干縦に長い印象を抱くつつも、片手で楽に操作できるスリムなデザインを実現しており、しかもアプリの情報は 18:9 スマホなんかよりも多くの情報が表示されたり、特に映画はシネスコフォーマットの場合が多く、映像が格段に視聴しやすいなど、私達のスマホサイズに対する認識が変わったことも相まって、まさに良いこと尽くめのスマホだと考えるようになります。
左は 6 インチ 18:9 スマホの Pixel 3a XL で、右が 6.5 インチ 21:9 の Xperia 10 です。
Xperia 10 の横幅は Pixel 3a XL より狭いものの、画面に表示される情報の多さでは Pixel 3a XL ゆうに上回っています。
Amazon プライムビデオでトップガンを視聴すると、シネスコスマホなら映像が画面の横幅いっぱいに表示されます。
他には、分割画面でアプリを使えば、18:9 スマホだと UI 部分がコンテンツを埋め尽くして実質的には使えない問題がだいぶ改善されます。
また、画面が細長になるので、仮想キーボードを使用しても アプリの枠は 18:9 スマホより広いので文字入力のときに便利です。
特に入力フォームは仮想キーボードを表示すると隠れてしまう場合が多く、シネスコスマホならそうした不便さも緩和されます。

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