便利!あさりの冷凍保存術【プロ監修】

便利!あさりの冷凍保存術【プロ監修】

あさりの便利な冷凍保存方法を料理研究家・武蔵裕子さんに教えてもらいました。解凍方法や、冷凍あさりを使い切るための活用レシピも必見。あさりを上手に冷凍しておけば、味噌汁やクラムチャウダー、酒蒸しにすぐ使えて便利ですよ!【冷凍保存の基本シリーズ】
武蔵裕子

料理研究家。両親と息子2人、3世代の食卓を切り盛りしてきた経験から生まれた和食をベースとしたレシピは多くの支持を集めている。雑誌、書籍、web、企業のメニュー開発などで活躍中。『フライパンひとつで、麺』(文化出版局)、『フライパンに材料を入れてから火にかけるだけ!レシピ』(学研)、『味つけ冷凍で作りおき』(PHP研究所)、『15分で一汁一菜 毎日のごはんはこれでいい!』(講談社)など著書も多数。

 

あさりの正しい冷凍保存&解凍方法

あさりは、冷凍するとうまみがグンとアップする食材。

ここで紹介する冷凍保存方法と解凍方法、保存期間を知っておけば、いつでも美味しいあさりが食べられるようになります!

 

あさりの冷凍保存方法

あさりは、使いやすい量に分けて保存袋に入れて冷凍しましょう。

砂抜きだけでなく、流水の下でこすり洗いして汚れを落とすのもお忘れなく。

ちなみに、あさりはむき身の状態でも冷凍保存できます。

 

【用意するもの】

あさり・・・400~500g

塩・・・適量

ボウル

ザル

キッチンペーパー

保存袋

【あさりの冷凍保存方法】

ボウルに水をはる。水1ℓに対し塩30g(3%濃度)を入れて砂抜きをする。砂抜きは30~60分ほど暗い場所に置くこと。

あさりの殻をこすり合わせながら流水でよく水洗いする。ザルで水気をよくきり、キッチンペーパーでもふく。

あさり200〜250gずつを保存袋に入れる。ムラなく冷凍できるように、なるべく平らに入れて。

保存袋の空気をしっかり抜いたら、冷凍庫へ。保存袋に冷凍した日付を記入するのも忘れずに。

【保存期間】2~3週間

 

あさりの解凍方法

冷凍あさりは、凍ったまま調理するのがおすすめ。
調理しても開かないあさりは、食べられないので捨てて。

自然解凍は避けてください。
また、一度解凍したあさりを再冷凍するのもNG!

 

冷凍あさりのレシピ&活用法

「冷凍しっぱなしで、あさりに霜がついちゃった・・・」
そんな失敗を避けるべく、武蔵裕子さんに冷凍あさりの活用法を教えてもらいました。

 

【冷凍あさりのレシピ】時短ボンゴレスパゲッティ

フライパン1つでできる、クイックなボンゴレスパゲッティのレシピをご紹介。
あさりのうまみがぎゅっとつまった味わいに仕上がります。

フライパンで茹でてそのまま調理する方法だから、水の分量と茹で時間は必ず守ってください。

 

【材料】(2人分)

冷凍あさり・・・300〜350g

スパゲッティ(1.6㎜/7分茹で)・・・160g

水・・・2カップ

赤唐辛子・・・1本分

にんにく・・・小2片

白ワイン・・・大さじ3

塩・・・少々

オリーブオイル・・・大さじ1~1と1/2

【作り方】

赤唐辛子は小口切りに、にんにくは薄切りにしておく。

フライパンに水と塩少々を入れ、スパゲッティを半分に折って入れ、ふたをして強めの中火にかける。

煮立ったら一度ほぐすように混ぜ、冷凍あさり、にんにく、赤唐辛子を加える。再びふたをして弱めの中火で7分蒸しゆでにする。

ふたを取り、白ワインを加えて火を強くし、少し汁を煮詰めるように30秒ほど加熱したら、塩で味をととのえる。

器に汁ごと盛り、オリーブオイルをまわしかける。

 

たくさん余った時に!冷凍あさりの活用法

それでも冷凍あさりが余るという方は、次のような活用法も試し見て。

白ワイン蒸しに冷凍あさりを使う

冷凍あさりをクラムチャウダーの材料に

あさりの味噌汁としていただく

 

あさりの冷凍保存術はいかがでしたか?
上手に冷凍しておけば、いつでも美味しいあさりを食べられるようになりますよ。

 

撮影/菅井淳子

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「Pacoma」はホームセンター系のフリーペーパーに出自を持つ、「暮らしの冒険」がテーマのライフスタイル系Webマガジン。ノウハウ記事からタレントの取材記事まで「暮らしを楽しむためのアイデア」をテーマに日々発信しています。

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