[タマネギの選び方&保存]タマネギと新タマネギでこんなに違う
どんな料理にも大活躍のタマネギ。煮ても、焼いても、炒めても、甘くなって食べやすく大人気の野菜ですよね。主役を引き立てる名脇役といったところでしょうか。ところで、このタマネギ。通年を通して出回っている私たちが“タマネギ”と呼んでいるものと、春先にだけ出回る“新タマネギ”と呼ばれるものと2種類があります。新タマネギは辛みが少なく、サラダなどの生食にも向いています。水分量が多くてみずみずしい反面、「よく見ないで買ったら、少し傷みはじめていた」なんて経験を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、失敗しないタマネギの選び方と保存を「通年タマネギ(1年を通して出回っているものを以降記事内でそう呼びます)」と「新タマネギ」の2通りのバージョンでご紹介していきたいと思います。
良質な「通年タマネギ」の見分け方&保存方法
現在、主に出回っている通年タマネギは「黄タマネギ」という品種で、収穫後に乾燥させており、保存性が高いものです。
見分け方のポイント
良質なものは傷がなく、皮が乾燥していてツヤがあります。全体が固く締まっているものが良いでしょう。
形の特徴
球型に近いほど質が良いとされています。平らなものは熟しすぎているため、早く傷みがち。丸くて、重量感があるものがおすすめです。
保存は常温で、風通しの良い冷暗所に、洗濯カゴやネットに入れてつるしておけばOK。3~4カ月ほどもちます。夏場は傷みやすいので新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室へ。
良質な「新タマネギ」の見分け方&保存方法
新タマネギは通年タマネギに比べ、水分が多く、扁平な形で、柔らかいのが特徴です。生食にも適しているのですが、少々傷みやすいのが難点。
見分け方のポイント
良質なものを見分けるポイントとしては、重みがあって、皮にツヤのあるもの。カビなどが付着していないか、傷んでいる箇所がないかをチェックしましょう。
購入後はポリ袋などに入れ、冷蔵庫の野菜室で保存がおすすめです。
おまけ:サラダにも使える紫タマネギ・白タマネギ
これはおまけ情報ですが、新タマネギの他にも、サラダなどに使える生食向きのタマネギがあります。紫タマネギの「アーリーレッド」や「湘南レッド」、白タマネギの「真白(ましろ)」などは、いずれも辛味が少なく、見た目の色もキレイ。機会があればぜひ食卓に加えてみてください。
最後に
タマネギと一言で言っても、良質なタマネギの選び方は種類によって異なります。とくに、新タマネギだからこそ楽しめる食べ方があります!生のままスライスして、サラダにしてもおいしいです。鮮度の良い良質なものを選んで、旬の味わいを家族みんなでじっくり堪能したいですね。
【タマネギ】正しい保存方法や切り方のテクニック
幅広い料理に使える便利な野菜・タマネギ。おいしいものを選ぶポイントや、保存方法、上手な下ごしらえのコツをご紹介します。
最終更新:2023.05.15
文:齊藤カオリ
写真:小林友美
監修:カゴメ
参考文献:『新・野菜の便利帳』板木利隆監修(高橋書店)
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