故エルヴィス・プレスリーの邸宅グレイスランド、ライブ・ネイションと共同でコンサート・ブッキングを強化
エルヴィス・プレスリー・エンタープライゼズ(EPE)とライブ・ネイションが共同で、故エルヴィス・プレスリーの邸宅だったグレイスランドでのコンサート・ブッキングを強化していくと発表した。
米テネシー州メンフィスにあり、現在は観光施設になっているグレイスランドでは、ライブ・ネイションの協力のもとに敷地内にある2,000人収容可能なグレイスランド・サウンドステージと、グレイスランド・ホテル内ゲスト・ハウスにある464人収容可能な劇場のブッキングに力を入れていく方針だという。
2019年は50~75公演を目標に、2020年にはさらに増やし、新人アーティストからベテランまで広く迎える予定だ。数週間以内に第1弾のアーティスト・ラインアップが発表される。
EPEによると、プレスリーの元邸宅には年間60万人が訪れる。これまではグレイスランドでのライブはエルヴィスにちなんだものが中心だったが、ライブ・ネイションは今後ショーの数もジャンルも増やしていく方針だ。これにより週末の音楽フェスティバルの展開も可能になり、2019年5月に竣工予定のグレイスランド・エキシビション・ホールではコンベンションも開催できるようになる。
エキシビション・ホールのほかにもグレイスランドでは、隣接地に6,200人収容可能なアリーナの建設も提案されている。この新アリーナについては、メンフィスにあるNBAグリズリーズのホーム・アリーナFedExForumと市が結んでいる非競争契約に違反する可能性があるとしてまだ議論されている。
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