故ポール・アレン氏に捧ぐ! 世界最大の航空機Stratolaunch、地上試験で時速145キロ達成

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米マイクロソフト共同創業者のポール・アレン氏が10月15日、65歳で亡くなった。そのニュースの数日後、同氏が立ち上げたStratolaunch(ストラトローンチ)システムズの超大型ジェット機が地上試験で時速145キロを達成した映像が公開された。

Stratolaunchは想定通り順調な仕上がりで、12〜18カ月以内に初飛行を行う予定という。

・アレン氏永眠の数日前に

アレン氏は多くの会社を起業したが、そのうちの一つがStratolaunchシステムズだ。同社は宇宙輸送ビジネスの会社で、Stratolaunchは空中発射ロケットの輸送を行う母機となる。

Stratolaunchは開発当初から注目を集めてきた。宇宙輸送ビジネスというかなり斬新な事業内容に加え、Stratolaunchが巨大だからだ。翼の幅は117メートルもあり、世界最大の航空機という。

これだけの大きさのものを飛ばすというのはもちろん簡単なことではなく、これまで試験を重ね、アレン氏が亡くなる数日前に行なった地上移動テストでようやく時速145キロ達成にこぎつけた。

・ビジョンを継承

アレン氏の訃報に接し、StratolaunchシステムズのCEO、Jean Floyd氏はツイッターで「あまりにも悲しいニュース」と嘆きながらも、アレン氏のビジョンを称えている。

地球周回低軌道に繰り返し、そして安全にアクセスできる手段を提供するというアレン氏のビジョンは社員に託された。今後は、12〜18カ月以内に初飛行を行う予定となっている。Stratolaunchのシステムが実用化されたときには再び、アレン氏の先見の明にスポットライトが当たるのだろう。

Stratolaunchシステムズ

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