電動キックスクーターシェアのLime、新モデルでスクーター放置問題に対処

access_time create folderデジタル・IT
電動キックスクーターのシェアリングを展開している米国のLimeが、内蔵GPSでスクーターの場所を把握できる新タイプ(第3世代)のスクーターを間もなく導入する。

ユーザーが利用を終了したときにそこが駐車してはいけない場所であればその旨を搭載する小さなディスプレイに表示し、注意を喚起するというものだ。

・スクーターが散乱しないように

Limeがこの新タイプを導入する背景には、サンフランシスコで電動キックスクーターの街中での散乱が社会問題となったことがある。シェアリングの電動キックスクーターは基本的にステーションがなく、ユーザーが自由に乗り捨てできる。

これはユーザーにとって手軽である一方で、スクーターが街中に散乱し、交通の妨げになったり街の外観を損なったりする。それに対応しようと開発された。

・速度やバッテリー表示も

ハンドルバーに設置されたカラーディスプレイには、「駐車NG」のマークがはっきりと示される。都市によっては駐車禁止ゾーンがはっきりと決まっていて、それにも対応している。

駐禁情報に加え、ディスプレイにはスクーターの速度やバッテリーの残量も表示される。そして、ヘルメットの着用や、スクーターは1人乗りであることなど、安全のためのガイドも案内する。

大きな変更はディスプレイだが、タイヤやボディが現行モデルよりも大きくなり、サスペンションシステムやブレーキにも改善を加えているのだという。

・2019年末までに全都市で

Limeはこの新スクーターを来月からいくつかの都市で導入し、2019年までに現在サービスを展開する100超の都市全てでこの新型に置き換えることにしている。

ユーザーが使いやすく、そして社会にもなじむサービを展開するという点で、Limeに倣うところが出てきてもおかしくはない。

Lime

  1. HOME
  2. デジタル・IT
  3. 電動キックスクーターシェアのLime、新モデルでスクーター放置問題に対処
access_time create folderデジタル・IT
local_offer
Techable

Techable

ウェブサイト: https://techable.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。