“地球儀+地図帳+図鑑+ゲーム”の知育ガジェット『TV地球儀』製品レビュー
エポック社が7月18日に発売する『TV地球儀』をお借りしました。テレビにつないで遊べる新しいタイプの地球儀で、地図帳や図鑑としても利用できるだけでなく、クイズやゲームも遊べるというマルチな知育ガジェット。発売前に、どんな製品か実際に触ってご紹介します(すべての写真を見る)。
■仕様
本体サイズ:W293×D264×H398mm
対象年齢:5歳以上
電源:ACアダプター
予定価格:3万6750円(税込み)
付属品:AVケーブル、ACアダプター、説明書
■テレビにつないですぐ使える
使う前の準備は、本体とテレビをAVケーブルでつなぐだけ。電源をONにすれば、すぐに起動します。利用するモードは、本体のチャンネル状ダイヤルで切り替えます。
■タッチペンでなんでも操作
本体に付属するタッチペンが、『TV地球儀』のメインの操作デバイス。本体上の矢印キーをタッチして方向やカーソルを移動する、「○」「×」ボタンをタッチで選択する、「+」「-」ボタンをタッチして拡大/縮小するなどの操作ができます。最初は思わず指で押しそうになりますが、タッチペンでないと認識されないので注意が必要です。地球儀上で特定の場所をポイントするのにも、タッチペンを使います。
■テレビ画面と連動する地球儀
まず、“地球の大陸と海洋”のモードで、地球儀として利用してみましょう。“地球の大陸と海洋”は、地球の大陸や島、海洋地域を知るためのモード。地球儀上にペンで北太平洋をタッチすると、テレビからナレーションが「北太平洋」と読み上げ、北太平洋にズームした後、解説を表示してくれます。地球儀を手で回すと、連動してテレビ画面の地球も回転します。この操作が新鮮で、初めて触った方はまず驚くでしょう。タッチペンで触る、地球儀を回す、チャンネルをひねる、といった直感的なインタフェースが、この製品の大きな特徴といえます。
■地図帳並みの情報量
続いて“世界の国々と地域”“世界の首都”“日本の都道府県”“世界の国旗図鑑”の各モードを触ってみましょう。“世界の国々と地域”は、タッチした個所の国名を読み上げ、その国の特徴や正式名称、面積、人口、首都、公用語、国旗を解説します。地図帳を片手に地球儀を眺める感覚に近いのではないでしょうか。さらに、“世界の首都”ではタッチした国の首都に関する情報が表示され、ちょっとした観光ガイドを眺めている気分。子どもだけでなく、大人も楽しめるでしょう。“日本の都道府県”は地球儀と連動していませんが、各都道府県の産業や文化の解説、面積や人口、県庁所在地、県の木や花、鳥、マークを見ることができます。“世界の国旗図鑑”では、地域ごとに各国の国旗を表示し、その国旗の由来まで解説。地図帳としてもかなりの情報量を持っていることが分かります。
■雑学を身につける図鑑モード
『TV地球儀』には、図鑑のモードまで用意されています。子どもが大好きな“カブトムシ・クワガタ図鑑”“恐竜図鑑”は、地域を選ぶと、そこに生息するカブトムシ・クワガタ、かつて生息していた恐竜のサムネールが一覧表示され、選んだ生物の情報を見ることができます。大人向けなのは“世界遺産図鑑”。選んだ地域の世界遺産をサムネールで一覧表示し、選んだ世界遺産の情報を楽しめます。図鑑ではありませんが、“世界のランキングベストテン”も情報が満載。「面積の大きい国」「世界の高い山」など地理的な統計情報だけでなく、「電力消費の多い国」「穀物の生産量」など、産業にかかわる統計情報も含む19種類のランキングを、グラフと数値で見ることができます。楽しく地球儀を触っているうちに、雑学の大家になれるかもしれません。
■クイズやゲームで遊ぶ
クイズやゲームで遊べるモードもあります。“ワールドクイズ”では、出題された国名の場所をタッチペンで指す“世界の国あてクイズ”、首都の場所を指す“世界の首都あてクイズ”、表示された国旗の国を指す“世界の国旗あてクイズ”が楽しめます。いずれも制限時間以内に答えるとスコアを稼げ、全5問で何点取れるかを競うルール。分からなくても、時間が経てばヒントが表示されます。“チャレンジゲーム”では、○×クイズに答える“○×ゲーム”、図鑑のイラストや画像が隠れたパネルを消して何かを当てる“パネルトライ”を収録。こちらも全5問に答えてスコアを競い合います。家族や友達同士で競い合うのも、ワイワイ言いながら一緒に挑戦するのも楽しいでしょう。
■キーボードで検索もできる
本体の台には、引き出し式のキーボードがあります。こちらもタッチペンでキーをタッチして操作する仕組み。文字を入力すると検索モードに切り替わり、入力したキーワードに関する情報を表示します。予測変換の機能があり、キーワードをすべて入力しなくても検索が可能。地理情報だけでなく、図鑑に収録された情報も検索対象となっています。
■使用感
「子どものオモチャにはもったいない!」というのが第一印象。子ども部屋に置いて子どもだけに独占させるのではなく、リビングに置いて大人も一緒に遊ぶべきでしょう。テレビと連動させるというコンセプトも、お茶の間を意識してのもの。触ってみれば、大人もワクワクすること間違いなしです。店頭で実演されていたら、是非一度試してみてください。
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宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
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