ウリセス・コンティ、全編オーケストラ録音による新作が完成 10月には来日ツアーも

ウリセス・コンティ、全編オーケストラ録音による新作が完成 10月には来日ツアーも

 モダン・クラシカル、エレクトロニカ、アンビエント、ポスト・ロックなどジャンルレスに活躍し、そのイマジネイティブな孤高のサウンドスケープで注目を浴びるアルゼンチン・ポスト音響派の貴公子ウリセス・コンティ(Ulises Conti)のニュー・アルバム『Los efimeros』が2018年9月7日にリリースされる。

 ベスト盤『ATLAS』、27のサウンド・アルファベットを模した野心作『Los Griegos creian que las estrellas eran pequenos agujeros por donde los dioses escuchaban a los hombres』の2作品を、<FLAU>より発表。フィールド・レコーディングやIDM作品を経由して届けられたニュー・アルバムは衝撃のオーケストラ作品となっている。

 10の小さな楽章で構成された今作は、ブエノスアイレス・ウシナデルアルテの講堂で、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ダブルベース、フレンチホルン、トロンボーン、トランペット、ファゴット、ハープ、ティンパニ、合計15人の演奏家たちによって録音。

 IDM、アンビエント、フィールドレコーディングからソロ・ピアノまで、あらゆる彼の音楽性の変遷とその長い道のりに対する回答とウリセス自身が話すように、作曲家の最も古典的な側面を象徴するようなロマンティシズムに溢れている。

 長年にわたり、ウリセスは、議事堂でのパフォーマンス、レクチャー、サウンド・ウォーク、コンサートなど様々なソロ・プロジェクトを開発し、育ててきた。さらには、ダンス、映画、演劇のための50以上のサウンドトラックとのコラボレーションも行っている。それでもなお、新しい挑戦を進めるウリセスによる『Los Efimeros』は、彼のネオ・クラシカルへの声明であり、フレンチホルンやファゴットなどおよそ昨今のムーブメントでは忘れ去られた楽器への愛を表現している。

 なお、今作を引っ提げた、全国6か所で行われるジャパン・ツアーも10月に決定している。

◎リリース情報
『Los efimeros』
2018/9/7 RELEASE
FLAU78
【トラックリスト】
01. Obertura
02. Preludio
03. Virelay
04. Lied
05. Interludio
06. Divertimento
07. Fantasia
08. Promenade
09. Impromptu
10. Elegia

◎公演情報
【Ulises Conti Japan Tour 2018】
10月11日(木)富山・NOWHERE
10月12日(金)金沢・オヨヨ書林
10月13日(土)東京・Fluss w/ ensemble 0
10月15日(月)岡山・蔭凉寺 w/ ensemble 0
10月16日(火)松江・清光院下のギャラリー w/ ensemble 0
110月17日(水)姫路・Hummock Cafe w/ ensemble 0
INFO: http://flau.jp/event/ulises-conti-japan-tour-2018/

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