“盲目”でも自由に動けるチーターロボットがMITから登場
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そして今回、さらにグレードアップしたチーターロボの映像が公開された。あえてカメラを使わずに“盲目”状態にしているにもかかわらず、走行したり、階段をのぼったりできる。
・あえて視覚に頼らない
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これまでのチーターロボットはカメラやセンサーを駆使して自律走行していた。しかし今回はあえてカメラを搭載していない。ロボットをデザインしたSangbae Kim准教授いわく、視覚に頼りすぎると、常に正確さを求めるようになり、結果的に動きが遅くなるのだとか。
そこでチーターロボット 3は、より触覚に頼って行動するように仕組まれた。これにより、予期せぬ障害があっても対応できるのだという。
・がれきを踏みながら階段をのぼる
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最も驚異的なのが、がれきが散らばっている階段をのぼることができること。障害物を視覚的にとらえていないので、足で踏むことになるのだが、それでも階段を1段、1段上がっていく。しかも、事前に「階段がある」ことを知らされていないのだ。
研究チームは、こうした盲目のチーターロボットは災害現場など人が入ることが難しい状況で活用できる、としている。
実際にチーターロボット 3が動く様子はこちらで観ることができる。
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ウェブサイト: https://techable.jp/
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