【6/28はパフェの日】ナマダの東京「シメパフェ」巡り
はじめまして! 本業は看護師ながら、フードライター兼モデルとしても活動しているナマダです。
「シメパフェ」という言葉、みなさん知っていますか?
お酒を飲んだあとにラーメンやお茶漬けを食べたくなる人は多いと思いますが、札幌ではシメにパフェを食べるのが数年前からの定番です。
夜、しかも飲み食いしたあとにパフェだなんて……ニヤニヤしつつも、なんだかちょっといけないことをしているような気分になりますね……。この高揚感と背徳感こそ、夜にいただくパフェの最高のスパイスなのです!
この魅惑の食文化は、東京にも浸透しつつあります。
今回は、東京でシメパフェが食べられるお店を巡ってみました!
*各店の期間限定メニューは取材当時の内容です。現在は提供が終了している可能性もあります。ご了承ください。
札幌の夜パフェ専門店が東京に初進出!
1軒目は、JR渋谷駅から歩いて4分ほどの「夜パフェ専門店 Parfaiteria beL(パフェテリア ベル)」。
ここは、本場札幌から東京に初上陸した夜パフェ専門店。このお店を外して、夜パフェは語れないでしょう。
レギュラーのメニューはなく、旬の素材を使った期間限定のパフェが常時数種類そろいます。
シメ用のためクリーム類はあまり入れず、フルーツやジェラートなどを中心に、甘すぎず、さっぱり食べられるようになっているのが特徴です。
まずは「チェリーとピスタチオ」。
てっぺんにはグリオットチェリーのモンブランクリーム。中にはピスタチオジェラート&ソフトクリーム。真ん中のキルシュ(サクランボの蒸留酒)のジェラートやグリオットのジュレ。
濃厚、さっぱり、ミルキー、フルーティー、いろいろな味わいが重なります。フロランタンやビスキュイのカリカリ食感も良いアクセント。
こちらは「林檎とアボカド」! スムージー的な、なんだか体に良さそうな組み合わせ。さっぱりとした甘さに、アボカドのまったり感。お酒のほんのり大人の味わい。
どのパフェもおいしい要素がギュっと詰まってるので、満足感がすごい! かつ、甘すぎないので、見た目よりもずっと軽く食べられます。夜パフェ専門店……恐るべし!!
和甘味の素材を詰め込んだ、絶品和風パフェ
2軒目は、日本料理の名店「くろぎ」の黒木シェフがプロデュースするカフェ「廚(くりや) otona くろぎ」
渋谷駅からJR山手線に30分ほど乗り、JR御徒町駅へ。駅目の前の「PARCO_ya上野」1階にあり、アクセスも抜群です。
黒を基調とした、スタイリッシュで大人な空間が広がる店内。
レギュラーメニューの「黒蜜きなこパフェ」。
最中、きなこソフト、わらび餅、白玉、寒天、あんこ、みつ豆……と、和甘味の定番素材を惜しげもなく詰め込んであります。これはもう“おいしい”が約束されたパフェ!
黒蜜きなこはよくある組み合わせですが、甘味と香りの奥深さ、それぞれのパーツのクオリティが高いので、どこをとっても美味。別添えの黒蜜はほんのりラム酒が効いていて、風味が増しておいしさ倍増。
想像よりもボリューム満点で食べ応えがあるので、シメの場合はシェアしてもよろしいかと思います。
期間限定パフェの「蜂のき」は、“チーズ×蜂蜜”のパフェ。
チーズの塩っ気と蜂蜜とあんこの甘さが、最高にベストマッチ!!
フルーツ系のさっぱりパフェも良いけど、こういう「和」とか「チーズ」っていう1つの要素をドーンと推してくるパフェも良いですよね!!
ショコラティエが作る魅惑のチョコパフェ
おなかがいっぱいになりながらも、御徒町駅から山手線で7分のJR有楽町駅へ。
駅から徒歩5分の「東京ミッドタウン日比谷」地下1階にある「パティスリー&カフェデリーモ 東京ミッドタウン日比谷店」へ。ここではショコラティエが作る、おしゃれで豪華な絶品パフェが食べられます。
パフェとお酒のマリアージュを楽しむこともできるので、大人のデートなんかにもおすすめです。
パフェの種類はレギュラーメニュー4種と、季節ごとに内容が変わる「メランジュフリュイ HIBIYA」。
メニュー表にはパフェの構成が細かく紹介されているので、好みのパフェを吟味してみましょう!
一番人気は「ショコラオランジュ」なのですが、私はピスタチオ大好きマンなので「ラズベリーピスターシュ」をチョイス。
「ラズベリー×ピスタチオ×ショコラ」で構成された、味わいも見た目も、彩り鮮やかなパフェ。
フランボワーズのキュンとする酸味とピスタチオの濃厚な香りは、間違いなくおいしい組み合わせ。
ショコラの甘い香りに、ふんわり香るシャンパンゼリーで、めくるめく魅惑の香り。
みんなが好きな定番の味だけど、高級感のあるフォルムと均整のとれた味と香りで、ちょっと大人な気分に。
もう一品は、季節の旬の素材を使った「メランジュフリュイ HIBIYA」。東京ミッドタウン日比谷店の限定パフェとのことで、頼まないわけにはいかない!
私が行った5月は、「チェリー&メロンとショコラ」を組み合わせた「メランジュフリュイ HIBIYA チェリーメロン」でした。
ビターチョコレートと旬なチェリーの組み合わせは、ケーキのフォレノワールのような、少しビターで大人な味わい。
7月からは「メランジュフリュイ HIBIYA マンゴー」が提供されるとのことです。旬のマンゴーもおいしそう!
3軒(!)も巡って、さすがに今日はこれ以上食べられません。有楽町駅近くのホテルに宿泊して、明日に備えます。
遠出しても食べたい!逗子の華やかパフェ
さて、本記事のテーマは「シメパフェ」。
なのですが!
夜営業はしてないけれど、どうしても紹介したいお店がありまして……。
店 の 名 は …… !
「dessert cafe HACHIDORI」
神奈川県の逗子にある小さなパフェ専門店。
そもそも東京じゃない? ……ええ、ごもっともです。
アクセスは、有楽町駅から1時間程度で京浜急行電鉄の新逗子駅、またはJR逗子駅へ行き、どちらの駅からも徒歩5分前後。
ちょっと時間はかかりますが、わざわざ足を延ばして行く価値のある、唯一無二のパフェがそこにあります。
パフェはレギュラーメニューの「ショコラとバナナのパフェ」と、季節のパフェが3~4種類。
「ショコラとバナナのパフェ」。
使われているのは、カスタードクリーム、コーヒージュレ、ショコラスポンジ、フレッシュバナナ、ショコラクリーム、ショコラチュイル、エディブルフラワー、そしてキャラメル、バニラ、バナナと3種類のアイス。
縦にスプーンを入れて、各パーツを一緒に食べることをお店の方におすすめされます。
王道的な組み合わせですが、甘味と苦味のメリハリがあり、奥行きのある味わい。
想像を超えるチョコバナナパフェとの出合いは感動ものです。
季節限定の「青リンゴ・紅茶・ハーブのパフェ」。
印象の強い香りの組み合わせですが、不思議なことに主張が強すぎません。青リンゴとともに移りゆく香りの3重奏を、まろやかに包み込むフロマージュブラン……もうイチコロです。抱かれたいパフェNo.1になりました……。
華やかで美しいビジュアル面ばかりに目が行きがちですが、素材へのこだわりや味のクオリティも最高峰。計算された味と食感の組み合わせは、すべてにおいて繊細で緻密なバランス。
季節で変わる独創的なパフェは、どんな味なんだろうとワクワクさせてくれます。シーズンごとに通いたくなること必至。
各パフェとも個数に限りがあるので、売り切れ次第終了。お目当てのパフェがあるなら早めの時間帯に行くのをおすすめします。
「シメパフェ」いかがでしたか?
味も見た目もクオリティの高いパフェが時間帯を問わず食べられるようになり、パフェがより身近なものになった気がしますね。
二次会にフラりと気軽に行くもよし! 自分へのご褒美に行くもよし! 私は衝動に駆られて今から行きますPM8時!!
関連記事リンク(外部サイト)
台湾かき氷、最高の朝食…超フォトジェニックな東京カフェめぐり
話題のロールアイスクリームも!インスタ映え120%の東京スイーツ食べ歩き
インスタ映え抜群♪スイーツ記事まとめ
【鎌倉の穴場へ】雑貨屋&グルメ&神社…“裏”鎌倉をめぐる
【2018東京オススメスイーツ】駅ナカで買えるものをミスター黒猫が厳選
旅するメディア「びゅうたび」は、ライターが現地を取材し、どんな旅をしたのかをモデルコースとともにお届け。個性たっぷりのライター陣が、独自の視点で書く新鮮な情報を、臨場感たっぷりにご紹介します。
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。