お手軽!ダウンジャケット洗濯術【クリーニングに出す前必読】
汚れの目立つダウンジャケットを、自宅で洗う方法をご紹介。水洗いできるダウンジャケットは、手洗いで汚れを落としましょう。合わせて、ダウンジャケットの洗濯にまつわる心得もご紹介。プチプラなダウンジャケットをクリーニングに出すか悩んでいる方必見です!
目次
ダウンジャケットの洗濯方法
ダウンジャケットを洗濯する際の3つの心得
ダウンジャケットの洗濯方法
クリーニングが必須とも思えるダウンジャケットですが、そのクリーニング料金は他の服と比べてちょっと割高。
ファストファッションのお店などで買ったプチプラなダウンジャケットを出すのは、ちょっと気が引けますよね…。
ここでは、自宅でダウンジャケットを洗濯する方法を解説していきます。
まずは洗濯表示を確認
自宅で洗えるものかどうか、最初にダウンジャケットの洗濯表示を確認しておきましょう。
ダウンジャケットの洗濯表示に洗濯おけや手洗いのマークがついている場合は、自宅で洗濯することができます。
手洗いもできない場合は自宅で洗えないので、クリーニング店に出すようにしましょう。
目立つ汚れには部分洗いを行う
洗濯の前にダウンジャケット全体を見渡して、汚れがひどい箇所がないかチェックしておきましょう。
ダウンジャケットに目立つ汚れがある場合は、洗濯前に部分洗いを行っておくことをおすすめします。
また部分洗いを行う前にダウンジャケットの目立たない部分に洗剤を付けて、色落ちしないかどうかチェックしておきましょう。
【用意するもの】
衣類用中性洗剤・・・適量
水・・・適量
タオル・・・1枚
洗濯おけ・・・1個
【ダウンジャケットの部分洗いの仕方】
洗濯おけに中性洗剤を入れ、水を加えて薄めます。洗剤の濃度は、お使いの洗剤の注意書きに従ってください。
1をタオルにつけて、ダウンジャケットの汚れた部分を軽くたたくようにして部分洗いします。
ダウンジャケットの襟や袖口など、汚れやすい箇所に1を塗り終わったら、部分洗いは完了です。
部分的に汚れを取るだけで良い場合は、洗剤を塗り終わった後に一旦水拭きしてから乾いたタオルで水気を取り、陰干しにして乾かしましょう。
ダウンジャケットの手洗い方法
© PIXTAダウンジャケットの部分洗いが済んだらいよいよ洗濯開始です。
ただしフード部分に付いたファーだけは水洗いできないので、取り外してから洗濯するようにしましょう。
また事前に目立たない部分に洗剤を付けて、色落ちしないかどうかのチェックも忘れずに。
【用意するもの】
ぬるま湯(30度前後)・・・適量
衣類用中性洗剤・・・適量
柔軟剤・・・適量
洗濯おけ(ダウンジャケットが浸かる大きさ)
【ダウンジャケットの手洗い方法】
洗濯おけにぬるま湯を張り、中性洗剤を加えて洗剤を薄めます。洗剤と水の比率は、お使いの洗剤の注意書きに従ってください。
ダウンジャケットを軽くたたんでから1の洗濯おけに入れ、浸します。
ダウンジャケット全体を軽く押し洗いしていきます。中の羽毛を傷めないよう、力を入れずに押し洗いするようにしましょう。
洗い終わったら洗濯おけ内の水で薄めた洗剤を捨てて、新たに水を張り、ダウンジャケットに付着した洗剤の成分をすすぎます。水が濁らなくなるまで、水を変えながら念入りに押し洗いしましょう。
洗剤の成分をよくすすいだ後、洗濯機に入れて、ドライコースで30秒ほどの短い脱水にかけます。
脱水後は再度洗濯おけに水を張り、柔軟剤を溶かしてダウンジャケットを3分ほど漬けておきます。
3分たったらダウンジャケットを取り出し、洗濯機でもう一度脱水します。脱水時間が長いと型崩れしてしまうので、ここでも脱水は1分以内の短めにしましょう。最後の脱水が終われば、ダウンジャケットの洗濯は完了です。
洗濯機を使わずに手で脱水することもできますが、雑巾のように絞って脱水するのはNG。
中の羽毛が傷んでしまうため、手で脱水する際はバスタオルなどを使ってダウンジャケットを挟み、水分を吸い取らせるようにして脱水してください。
【洗濯機でもダウンジャケットは洗える?】
洗濯表示に洗濯機マークが付いているなら、洗濯機で洗えばいいのでは? とお思いの方もいるかも知れません。
ですが洗濯機でダウンジャケットを洗うと、中の羽毛が偏ったり、傷んでしまう恐れがあります。
ダウンジャケットの寿命の観点から言えば、洗濯機で洗うのは極力避けた方が良いでしょう。
ダウンジャケットの干し方
© PIXTA脱水が終わった後は、ダウンジャケットを乾燥させましょう。
ここではふんわり感を損なわないため、ダウンジャケット用の特別な手順が必要になります。
【用意するもの】
厚めのハンガー・・・1本
【ダウンジャケットの干し方】
脱水後、時間をおくとシワや型崩れの原因になるため、すぐにダウンジャケットを洗濯機から取り出します。
中の羽毛が偏らないよう、肩の部分を手に持って軽く振りさばき、ダウンジャケットの形を整えます。
ダウンジャケットの形を整えたら、厚めのハンガーにかけた状態で、風通しの良い場所で陰干しにします。
表面が乾いてきた頃合いでダウンジャケットを軽くたたいて、中の羽毛が均等になるようにほぐしておきましょう。
完全に乾いたら、最後に軽く振りさばいて空気を入れてお手入れ完了です。
ダウンジャケットは中の羽毛までしっかり乾かす必要があるため、約3日前後かけてじっくり干しましょう。
手でダウンジャケットを握ったとき、手に水分がつかなければOKです。
ダウンジャケットを洗濯する際の3つの心得
© PIXTAここでは、ダウンジャケットの洗濯にまつわる心得をご紹介します。
それなりのリスクもあるため、ダウンジャケットを水洗いするのは、よくよく考えてからにしましょう。
押し洗いは極力やさしく
ダウンジャケットの暖かさの秘密は、素材に使われている羽毛によるもの。
逆に言えばこの羽毛が傷んでしまうと、ダウンジャケットの機能は台無しになってしまいます。
押し洗いの際に強く揉んだり、汚れを落とそうとして擦ったりするのは特にNG。
汚れを洗剤の力で押し出すつもりで、軽く押し洗いするようにしましょう。
臭いが気になる程度なら天日干しで十分
汚れが目立つようであれば洗濯するのもアリですが、少し臭いが気になる程度なら水洗いする必要はありません。
天日干しにして、日光で臭いの元の雑菌を殺菌することで、十分臭いを取ることができます。
いきなり水洗いに移る前に、本当に洗濯が必要かどうか確認しておきましょう。
大事なダウンジャケットはプロの手で
いくら手洗い可能なダウンジャケットでも、洗濯後にダウンジャケットが元のかさ高に戻る保証はないため、自分で洗う際は失敗するリスクを覚悟しておく必要があります。
また特定の部分に革や合皮を使ったダウンジャケットや、ウールを使用したダウンジャケットは自宅で洗濯することができません。
お気に入りのダウンジャケットは、なるべくクリーニング業者に頼むようにしたほうが無難です。
いかがでしたか? 自宅で洗うのが難しそうなダウンジャケットですが、優しく手洗いすることで汚れを落とすことはできます。
でも、失敗したときのことを考えて、大事なものはクリーニングに出すようにしてくださいね。
関連記事リンク(外部サイト)
「Pacoma」はホームセンター系のフリーペーパーに出自を持つ、「暮らしの冒険」がテーマのライフスタイル系Webマガジン。ノウハウ記事からタレントの取材記事まで「暮らしを楽しむためのアイデア」をテーマに日々発信しています。
ウェブサイト: http://pacoma.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。