豪ブリスベン空港が国際空港として世界初となる仮想通貨決済サービスを導入へ

豪ブリスベン空港は、2018年1月24日、旅客ターミナル内のショップや飲食店を対象に、ビットコインなどの仮想通貨による決済サービスを開始すると発表した。

仮想通貨決済サービスを導入する世界初の国際空港として、話題となっている。

・空港での買い物や飲食に仮想通貨が使える

ブリスベン空港は、仮想通貨決済サービスの導入にあたり、地元クイーンズランド州を拠点とするスタートアップ企業「TravelbyBit」が開発したブロックチェーン対応の仮想通貨決済システムを採用。

旅行者は、オーストラリアの法定通貨であるオーストラリア・ドルの代わりに、ビットコイン(Bitcoin)やダッシュ(Dash)、イーサリアム(Ethereum)などの仮想通貨を使って、旅客ターミナル内の15カ所以上のショップやレストラン、カフェで買い物や飲食を楽しむことができる。

とりわけ、オーストラリア国外からの旅行者にとっては、外貨からオーストラリア・ドルに両替する手間や為替差損、為替手数料を負担する必要がなく、手持ちの仮想通貨をそのまま決済に使えるのが利点。

また、ショップや飲食店などの事業者にとっては、利用者がクレジットカードで決済する度に発生する加盟店手数料を支払わずに済む。

・仮想通貨決済サービスを観光に活用

ブリスベンでは、ブリスベン空港のほか、ブリスベン市内の28カ所以上の飲食店やショップでも、「TravelbyBit」の仮想通貨決済システムがすでに導入されている。

「TravelbyBit」では、今後、高級ホテルや観光スポットなども巻き込み、仮想通貨による決済サービスをブリスベンの観光分野に広く普及させていきたい考えだ。(文 松岡由希子)

TravelbyBit

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