楽器の常識が変わる!?テキサス大学の学生が開発した6弦ヴァイオリンがスゴイらしい
![](https://getnews.jp/aimg/wauto/extimage.php?14bf30289c30f90fd04e4e5ba07b2b25/https%3A%2F%2Ftechable.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2018%2F02%2Fviolin_new_1.jpg)
・3Dプリントで実現した“規格外の楽器”
![](https://getnews.jp/aimg/wauto/extimage.php?02c83052133b90e000b041b9df5d0e44/https%3A%2F%2Ftechable.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2018%2F02%2Fviolin_new_3.jpg)
7歳からヴァイオリンを習っているライリー氏は、名門ジュリアード・スクールで学士号と修士号を取得した音楽の才人。チャールズ皇太子の65歳の誕生日に、演奏を披露したこともある。
そんな彼が恋い焦がれるのが、世界で最も偉大な作曲家と評されるジョン・アダムスの“the dharma at big sur.”という曲。信じられないほど複雑な構成に惹かれたライリー氏は、同時に4本の弦でこの曲を演奏するのは難しいと判断。6弦ヴァイオリンの製作を決意する。
・完成したヴァイオリンによるリサイタルも決定
![](https://getnews.jp/aimg/wauto/extimage.php?6eef9fa92a1ba8b4a0370cc905d3aa5b/https%3A%2F%2Ftechable.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2018%2F02%2Fviolin_new_2.jpg)
その後、美術大学の学生で彫刻家でもあるレベッカ・ミルトン氏の協力を得て、デザインが決定。ファウンドリー内の3Dプリンターを使い、1年の歳月をかけて、念願の楽器を完成させた。
ヴァイオリンの音は、手作りの部品を専門とするニューヨークの会社へ、ライリー氏が注文したエレクトリック・バイオリンのピックアップ。これを、本体ののブリッジ領域に取り付け、ストリングの振動をデジタル信号に変換することで、共鳴を増幅している。
その精度は高く、発案者のライリー氏もいたくご満足の様子。今月22日に、初のリサイタルを行う予定だ。不可能と称される夢も、テクノロジーによって実現する時代。あっと驚くような楽器が、これからもどんどん世に出てくるだろう。
![Techable](https://px1img.getnews.jp/img/archives/2019/08/origin_Techable.jpg)
ウェブサイト: https://techable.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。