「YIドームカメラ」はスマホで室内を見守りできるスマート監視カメラ、上下左右の首振りにも対応
中国のスマートホーム機器メーカー YI technology 社が国内で公式に販売しているドーム型監視カメラ「YI(ワイアイ) ドームカメラ」のレビューをお送りします。YI technology は、中国では Xiaomi ブランドでアクションカムやデジタルカメラ、360 カメラなどを販売しているテクノロジ企業で、その製品は国内でも Amazon などの正規ルートで販売されています。通常価格は 5,180 円ですが、私は Amazon のサイバーマンデーセール中に購入したので 3,500 円と大変お安く入手できました。「Y! ドームカメラ」は、電動モーターで水平 345 度と垂直 115 度に首振りするスマート監視カメラで、スマートフォンのアプリを使って簡単にセットアップできるほか、カメラ映像のリアルタイムモニタリングや録画映像のチェックが可能です。またマイクとスピーカーも備えているのでカメラ前にいる人やペット会話することもできます。カメラのデザインは “ひよこ” のようなとても可愛らしい外観で、床やテーブルに置いて使っても良し、付属のアタッチメントを使用すれば天井に吊るすことも可能です。もちろん、映像を上下逆さまにする反転機能もあります。カメラのセットアップは録画用の Micro SD カードを背面のスロットに入れ、付属の USB ケーブルを繋いで電源を入れるだけです。アプリで Wi-Fi 接続させると利用可能な状態になります。防水対応製品ではないので、基本的には室内で設置することになりますが、首振り機能は広範囲をカバーできるので窓際や軒下に設置すれば屋外用にも使えると思います。Y! ドームカメラの一番の特徴は首振り機能でしょう。首振りはアプリの仮想ジョイスティックで細かく制御できるので、遠隔地からカメラの向きを変えたりと部屋全体を見渡せます。赤ちゃんやペットの見守りカメラとしても機能します。 監視カメラにおいて重要な要素はモニタリングのしやすさと録画映像のチェックが簡単なことです。その点も YI ドームカメラは優れており、アプリのトップページでプレビュー画面をタップするだけでモニタリングできるほか、動き検知機能を搭載しており映像の中で動きを検出すると、その前後 10 分ほどに印(赤い線)を残します。動きを検知した 5 秒間ハイライトを自動的に作成し、「アラート」でリスト表示します。リストをタップすると 5 秒ハイライトが再生されますが、「全ての動画を再生」ボタンをタップすると、10 分間のフル映像を再生できます。フル映像の再生時に録画ボタンをタップするとその間の映像をムービークリップとしてスマートフォンに転送します。これで証拠動画の準備は完了です。映像の画質については、カメラのイメージセンサーは 92 万画素で、動画は最大 1,280 x 720 ピクセル(HD)で撮影できます。フル HD や 4K 録画はできませんが、HD なら十分でしょう。カメラのレンズは広角のものを使用しているので、映像の端が若干歪みますが、風景や人物の映り具合は問題ないレベルです。暗視機能は搭載していますが、映像のズーム機能はありません。YI ドームカメラでは専用アカウントを作成することで、カメラのクラウドに登録してインターネットから映像をモニタリングしたり、録画データをクラウドストレージにバックアップすることもできます。
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